【NEWS】シネ・フォーカス Inter BEEで英社製3Dホログラム技術を実演デモ　故マイケル・ジャクソンの復活ステージで採用された英MUSION 3D社の技術を披露

　イベント用映像・音響機器のレンタルと販売を行うシネ・フォーカスは、11月16日（水）から18日（金）に幕張メッセで開催するInter BEEの特別イベントスペース「INTER BEE IGNITION」（幕張メッセ4ホール特設エリア）に出展する。ブースでは、3Dホログラム技術のデモと実機の展示を予定している。
　同社は英国MUSION 3D社と日本における独占契約を締結した国内唯一の代理店で、会期中のデモ・展示も英MUSION 3D社の製品を用いて実施する。MUSION 3D社はリアルな立体映像を空間に出現させるステージ演出に長けており、既に世界で700以上の実績を持つ。2014年5月に披露された故マイケル・ジャクソンの復活ステージでも採用され、世界的に注目を浴びた。
　3Dホログラムは、3D映像用メガネをかけなくても立体映像を観ることができる立体映像技術の呼称。人物の存在感や場の臨場感をリアルに再現した映像や、未来的なアプローチの広告映像投映など、観る人に驚きや感動を与える映像演出が可能だ。

　シネ・フォーカスは、このMUSION 3D社が開発した3Dホログラム専用フォイルを用いて、3Dホログラムをステージ上に構築する技術を持つ。フォイルとは、観客とステージの間に斜めに設置した特殊なフィルムで、これに映像を反射させることにより、ステージ上に立体的な映像として結像させることができる。ゴーストトリックと呼ばれる古くからある舞台技術を応用したもので、観客はあたかもステージ上に人物やモノがあるように錯覚する。実際の人や物とのインタラクションも可能になる。
　MUSION 3Dでは、よりリアルな質感を再現するため、照明・撮影・コンテンツ制作など関連する周辺技術を3Dホログラム映像のために最適化し、独自のアプローチで最先端のステージ演出へ進化させている。設置方式も、天井に設置したスクリーンに映像を映す天井反射方式や、床面に設置したLEDディスプレイに表示した映像をフィルムに反射させるLEDディスプレイ方式など、環境や演出に応じてさまざまなスタイルが用意されている。

　シネ・フォーカスはまた、MUSION 3D以外にも、デンマークのREALFICTION社が開発した3Dホログラフィックディスプレイを2機種展示する。23インチ相当のホログラフィック映像を表示できる「dreamoc POP3」と、同じサイズのディスプレイを使用しながら3方向に映像を展開できる「dreamoc HD3」だ。
　オールインワンパッケージ型の小型ディスプレイで、SDカードに記録した映像を投影できる。照度調整が可能なLED照明を内蔵しており、商品などの実物を中央に置くことで、ホログラフィック映像と連動した演出効果を生み出せる。

　今回の展示内容について、経営企画部 経営推進課の市川雅士氏は次のように話す。
「シネ・フォーカスでは、小規模な製品展示から大型のステージ演出までお客様のご要望に応じた最適なシステムを提案してまいります。ぜひ、ブースでデモをご覧いただきたいと思います」


　なお、ネット上でMUSION 3D ホログラムシステムの国内事例や、公式サイトなどで実例を視聴できる。MUSION 3Dの事例、dreamocの事例視聴サイトは以下のとおり。

□MUSION 3Dホログラムシステム国内事例
https://www.youtube.com/watch?v=Hm5S3G0SqFw

□MUSION 3D社（大型3Dホログラム演出技術：海外サイト）
http://www.musion3d.co.uk/

□REALFICTION社（dreamoc開発・製造メーカー：海外サイト）
https://www.realfiction.com/

【株式会社シネ・フォーカス】
〒104-0041 東京都新富1-1-7 銀座ティーケイビル
URL
http://www.cinefocus.co.jp/
出展部門 /ホール / 小間番号
映像表現 /プロライティング部門/ホール4/4110