【NEWS】米Aereo 連邦最高裁で敗訴 放送事業者との法廷闘争に決着  NAB会長、CEA会長が判決にコメント

2014.6.26 UP

 加入者ごとに設置したアンテナから、映像信号を加入者に送るサービスとして米国で急成長したサービスAereoは、放送事業者の著作権を侵害しているとの米国連邦最高裁判決が現地時間25日に下された。Aereoは、各加入者用に10セント硬貨大のアンテナを設置し、復調、復号後の信号をインターネット経由で放送番組を加入者に届けるというサービスである。
 Aereo側の主張は、サービスがアンテナの延長であり放送事業者の権利を侵害していないとする。一方、ABC、CBS、Fox、NBC、PBSなどの地上波放送事業者は、同社の行為は著作権法に違反するとして提訴していた。
 下級審でのAereo勝訴の判決をくつがえし、連邦最高裁は原告の訴えを認め、Aereoの行為は著作権法違反とした。
 この判決は、9人の判事中6名による。反対意見は3名が述べている。多数意見で、Aereoの業務は本質的にケーブルテレビと変わらないと判断された。そのため著作権法の範疇となり、同社の行為は違反と判断されている。
 NABのゴードン・スミス会長は「著作権保護のコンセプトを尊重したこの判決を歓迎する。Aereoは、この訴訟は新発明に対する攻撃と主張したが、これは明らかに間違っている。放送事業者は、新発明を常に受け入れている。テレビ放送の事業者は、著作権を尊重する相手とパートナーシップを組むことは常に歓迎している。この判決は、著作権を基にした事業は侵害を許さないという強固なメッセージを送ることになるだろう」として歓迎している。
 一方、CEA(米家電協会)のゲリー・シャピロ会長は、判決に失望したとのコメントを発表している。

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