【After NAB Show 2019】 アイ・ディー・エクス 複数バッテリーを連結使用できるIPLシリーズの新製品「IPL-98」「IPL-150」を初出展 連結により大容量・長時間電源供給を実現

2019.6.4 UP

右側がPowerLinkバッテリー「IPL-98」と「IPL-150」。左は充電器にスタックしている様子

右側がPowerLinkバッテリー「IPL-98」と「IPL-150」。左は充電器にスタックしている様子

カメラの上部に取り付けてあるのがワイヤレスビデオ伝送システム「CW-D10」の送信

カメラの上部に取り付けてあるのがワイヤレスビデオ伝送システム「CW-D10」の送信

アイ・ディー・エクスのブース

アイ・ディー・エクスのブース

IPLバッテリーの説明図

IPLバッテリーの説明図

 業務用バッテリー、業務用ビデオカメラ周辺機器を手がけるアイ・ディー・エクスは、同社の技術の集大成となるPowerLinkバッテリーの新製品を出展した。PowerLinkバッテリーは、複数のバッテリーを連結させて大容量・大電力の供給を可能にするインテリジェントタイプのリチウムイオンバッテリーシステム。4個まで連結使用が可能で、稼働中の交換が可能なホットスワップに対応する。放電は、取り外しやすいようにカメラから一番遠い後ろ側のバッテリーから行い、大きな消費電力が必要なときは複数のバッテリーが連動して放電することもできる。

 容量が96Whの「IPL-98」と143Whの「IPL-150」は、開発に5年ほどをかけた同社の主力製品と位置づけている。発売予定を7月としており、「今回発売のAfter NABで可動品の展示にこぎつけた」という。今後、4K/8Kが主流になると、カメラの消費電力も増加する。リチウムイオンバッテリーの輸送規制も厳しくなる中で、1つが100Wh以下のIPL-98ならば20台まで航空機に持ち込める。現場が求めている連結使用が可能なバッテリーを提供できたと自負しているとの説明があった。

 このほか、ワイヤレスビデオ伝送システムの新製品「CW-D10」も出展した。免許不要の5GHz帯の電波を利用して、HDMIまたはSDIの入出力画像を最大1kmまで無線伝送できる。2台の送信機の電波を1台の受信機で受けることが可能で、2系統のカメラ映像の伝送に利用できる。一般的なWi-Fiでは電波が干渉して通信できない展示会のような環境でも、無線で映像伝送できると、会場内でのスムーズな映像伝送をデモしながら有効性を来場者にアピールしていた。

右側がPowerLinkバッテリー「IPL-98」と「IPL-150」。左は充電器にスタックしている様子

右側がPowerLinkバッテリー「IPL-98」と「IPL-150」。左は充電器にスタックしている様子

カメラの上部に取り付けてあるのがワイヤレスビデオ伝送システム「CW-D10」の送信

カメラの上部に取り付けてあるのがワイヤレスビデオ伝送システム「CW-D10」の送信

アイ・ディー・エクスのブース

アイ・ディー・エクスのブース

IPLバッテリーの説明図

IPLバッテリーの説明図

#interbee2019

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