【NEWS】富士フイルム 世界最高107倍ズームを実現した4K対応放送用ズームレンズと超広角4.5mmを実現した4K対応ワイドズームレンズを発表

2016.4.15 UP

4K対応の放送用ズームレンズ「UA107×8.4」

4K対応の放送用ズームレンズ「UA107×8.4」

4Kカメラ対応ワイドズームレンズ「UA13x4.5」

4Kカメラ対応ワイドズームレンズ「UA13x4.5」

 富士フイルムは、同社のフジノンレンズの新製品を発表した。4K対応の放送用ズームレンズとして世界最高107倍ズームを実現した「FUJINON UA107x8.4」と、超広角4.5mmの撮影が可能な4Kカメラ対応ワイドズームレンズ「FUJINON UA13x4.5」、さらに、昨年発売した「FUJINON UA80×9」に1.2倍エクステンダーを搭載することで望遠側の焦点距離864mmを実現した高倍率ズームレンズ「FUJINON UA80×9 1.2x EXT」を発表。4月18日から米ラスベガスで開催されるNAB Show 2016の自社ブース(C7125)で出品する。
 4K対応の放送用ズームレンズ「UA107×8.4」は、クラス最高となる広角8.4mmから超望遠900mmまでをカバー。スポーツ中継からコンサートやライブ中継まで、多様なシーンを4K撮影できる。撮影距離に応じて複数のレンズ群を制御する「フローティングフォーカス方式」により、ズーム全域で高解像度の映像を実現している。また、自社開発の「光学式防振機構」により、足場の揺れによる画面上の像ブレを補正し、安定した映像撮影ができる。
 4Kカメラ対応ワイドズームレンズ「UA13x4.5」は、4Kを超える解像力と高コントラスト、高ダイナミックレンジで、焦点距離4.5mmの超広角撮影と最短撮影距離 0.3m を実現している。超高精度大口径非球面レンズ採用により、超広角の画角で生じやすい画像の歪みや周辺解像力の低下を抑制。 また、撮影距離の違いによる性能変化を極限まで抑え、近距離から無限遠までの安定した高解像度撮影が可能。独自開発の多層コーティング処理により、透過率や 色再現性をさらに向上させている。
 1本のレンズで、超広角4.5mmから望遠59mmまでの焦点距離をカバーする。軽量・コンパクトなポータブルタイプで、コンサート・ライブ中継、屋内外での番組制作、報道等の多彩なシチュエーションでの4K撮影に適している。
 9枚絞り羽根の採用により、円形に近い絞り形状を実現しており、より自然なボケ味を生かした表現ができる。ズームやフォーカスの位置情報などのレンズデータを高分解能で出力できる 16bit エンコーダーを標準装備しており、CG映像とライブ映像を合成するバーチャルスタジオなど、さまざまなシステムと連携可能。

4K対応の放送用ズームレンズ「UA107×8.4」

4K対応の放送用ズームレンズ「UA107×8.4」

4Kカメラ対応ワイドズームレンズ「UA13x4.5」

4Kカメラ対応ワイドズームレンズ「UA13x4.5」

#interbee2019

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