【After NAB Show 2016】DPSJ ストリーミング配信サーバ「WOWZA」を利用したVRと360度コンテンツの配信デモを実施

2016.5.23 UP

Wowza Streaming Engineを使ったVR(360度)コンテンツ配信のデモの様子

Wowza Streaming Engineを使ったVR(360度)コンテンツ配信のデモの様子

Metus INGESTの追っかけ編集のデモの様子

Metus INGESTの追っかけ編集のデモの様子

 日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社(DPSJ)は、5月19日(木)、20日(金)に東京・秋葉原のUDXにて開催したAfter NAB Show Tokyo 2016において、同社が取り扱うインターネットストリーミング配信サーバ「WOWZA Stream Engine」を利用したVR(Virtual Reality)と360度映像コンテンツの配信デモと追っかけ編集が可能なMetus社の「Metus INGEST」を出展した。

■ 主要な360度カメラやビデステッチングをサポート
 WOWZA Streaming Engineは、米WOWZA社のインターネットでコンテンツをストリーミングするソフトウェアベースの配信サーバ。クラウドやオンプレミスで動作する。WOWZA Streaming Engineは、IPカメラやエンコーダなどからRTMP、RTSP/RTP、MPEG-TSなどのプロトコルで配信されたストリーミングを受信し、PCやスマートフォンなどの受信端末にHLS(HTTP Live StreamingやMPEG-DASHなどのプロトコルで配信することができる。

 ブースでは、WOWZA Streaming Engineを利用したVRコンテンツや360度コンテンツ配信デモを行った。
 取締役社長の青木公平氏はWOWZAの今回のデモについて次のように説明した。
 「IPライブ配信が可能な360度カメラを用意できなかったため、360度映像のライブ配信ではなく、今回はあらかじめ用意した360度コンテンツを使ったVOD配信となった」
 あらかじめ用意した360度コンテンツは、ステッチングされたコンテンツ。それをHLSで配信し、スマートフォン上のVRプレイヤで再生した。「WOWZAでは、主要なビデオステッチングやRTMPなどでの配信機能を持っている360度カメラをサポートする。また4Kの360度カメラもサポートする」(青木氏)という。

■ EDIUSやAdobe Premiere Pro CCとの連携した追っかけ編集が可能
 Metus INGESTは、トルコのMetus社のメディアインジェストソリューション。同時に複数の入力ソースからキャプチャおよびストリーミング、トランスコードが可能なWindows ベースのソフトウェア。最大の特徴はPremiere Pro CCやEDIUSと連携した追っかけ編集機能を持っている点だ。ブースでは、EDIUSと連携した追っかけ編集のデモを行った。
 サポートするキャプチャデバイスは、Blackmagic DesignのDecklinkシリーズやAJAのKONAシリーズ、MatroxのVS4/MX02など。その他にはWebカメラやネットワークストリーム、Windows Media Stream、ファイルソースもサポートする。
 ブースの説明員によると「Metus INGESTはフルサイズ HDが最大6チャンネル、MPEG2またはMXFのSDビデオが最大8チャンネルまでキャプチャ可能また、ソフトウェアは日本語化済み」という。なお、今年のNABではAvid Interplay対応やApple ProRes 4444、DNxHR、XAVCコーデック対応のアナウンスがあったという。

Wowza Streaming Engineを使ったVR(360度)コンテンツ配信のデモの様子

Wowza Streaming Engineを使ったVR(360度)コンテンツ配信のデモの様子

Metus INGESTの追っかけ編集のデモの様子

Metus INGESTの追っかけ編集のデモの様子

#interbee2019

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