【Inter BEE 2013】グレースノート 視聴中の番組情報やお勧め情報提示の「eyeQ」をソニーが採用 28カ国以上1万9800チャンネルカバー 番組認識と連動のセカンドスクリーン技術も提案

2013.11.20 UP

Gracenote eyeQを活用したソニーBRAVIAの情報サービス

Gracenote eyeQを活用したソニーBRAVIAの情報サービス

 グレースノートは、Inter BEE 2013において、詳細な番組関連情報の提供でテレビの楽しさを広げる「Gracenote eyeQ」、テレビ番組と連動するインタラクティブ・プラットフォーム「Gracenote Entourage」を展示している。ブースではこれらのデモを実施し、テレビのさらなる可能性を提案した。(上写真はGracenote Entourageの利用イメージ)

■手元のリモコンで番組関連情報の表示や好みの番組のレコメンドが可能に
 Gracenote eyeQは放送中のテレビ番組を認識し、番組と連動した詳細な関連情報をテレビの画面上に提供するもの。説明員によれば「ドラマや映画であれば、全体のあらすじなどを知ることができる。出演者のプロフィールなどを顔写真付きで表示することも可能だ。過去の出演作品などもわかる」という。
 またスマートレコメンデーション機能を実装。映画やテレビ番組のジャンル、出演者、制作者、内容、その他関連データを駆使した独自技術により、ユーザーの好みを分析して見たい番組をお勧めする。
 番組関連情報はデータベース化されており、28カ国以上、1万9800チャンネルをカバーしている。対応言語は30カ国以上。
 日本ではこの技術をソニーが採用。液晶テレビ「BRAVIA」シリーズにこの技術を標準搭載し、付加サービスの一つとして活用している。ユーザーはリモコンのボタンを押すだけで、詳細な番組関連情報を入手したり、観たい番組に素早くたどり着ける。

■スマートデバイスを活用した番組連動コンテンツの展開に有効
 Gracenote Entourageは音声フィンガープリント技術を駆使したコンテンツ自動認識(ACR)プラットフォーム。「認識クライアントをスマートフォンやタブレットにインストールし、テレビ番組内の会話部分やサウンドを『聴かせる』ことで番組の認識が可能になる」(説明員)。会話やサウンドの収集はデバイス内蔵のマイクを使う。
 番組を認識できれば、グレースノートのデータベースを活用して番組の関連情報を表示したり、テレビ番組と同期した様々なサービスが可能になる。例えば、視聴者が番組本編を見ながらボーナス・コンテンツを楽しんだり、ライブ投票や広告プロモーションに参加するなど、テレビを見ている視聴者に様々な行動をリアルタイムで促すことが可能になる。スマートフォンやタブレットをテレビのセカンドスクリーンとして活用するサービスを提案するのが狙いだ。
 国内では読売テレビがこの技術を採用。今年8月に「夏休み 宇宙兄弟×名探偵コナン スタンプラリープレゼントキャンペーン」を実施し、毎週放送を観るたびにスタンプを集めることができるサービスを展開した。「番組だけでなくCMも認識できるので、この技術を使えば、これまでにないインタラクティブなCM展開も可能になる」(説明員)としている。

本社:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-5 渋谷プレイス8階

Gracenote eyeQを活用したソニーBRAVIAの情報サービス

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#interbee2019

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