【Inter BEE 2012】富士フイルム 電子映像事業部 3D映像の活用の幅を広げる製品・サービスを展示

2012.11.16 UP

 富士フイルム 電子映像コーナーでは3D関連の製品やサービスを多数出展した。映像表現の3D化を支援する製品に加え、紙媒体での3D表現を可能にしたシステムやサービスなどが目玉となる。これらの展示を通じ、3Dの魅力や可能性をアピールした。
 主力展示の一つ、3Dコンテンツの活用シーンを広げるシステムのコーナーでは、「FUJIFILM 3D プリントシステム」を出展した。
 高画質な3D画像を立体表示が可能な「レンチキュラーシート」に直接プリントする。「FinePix REAL 3D W3」で撮影した3D画像をプリントすることも可能。プリントサイズは6×9インチ(152×229mm)、5×7インチ(127×178mm)、4×6インチ(102×152mm)、5×4インチ(152×102mm)の4種類に対応する。
 平面の紙に3D画像を表示できれば、見る人に大きなインパクトを与えることができる。たとえば、3D映画のワンショットを印刷したポストカードを配布すれば、ユニークなプロモーションツールになる。そのほか、観光地やテーマパーク、レジャー施設のPRツールなどにも使えそうだ。一括大量印刷の用途に適している。
 一方、少量の印刷やイベントなど一時的な利用の場合は3月からサービスを開始した「FUJIFILM 3DCGプリント」が有効だ。3D画像から3Dプリントへの注文をインターネットから申し込める。住宅メーカーの展示案内やアミューズメント業界のPRツールなどに利用された実績があるという。
 また「FUJIFILM 3DCGプリント」は従来のカードサイズ(54×86mm)、KGサイズ(102×152mm)、2Lサイズ(127×178mm)、はがき貼付けタイプ(97×145mm)の横位置プリントに加え、11月よりKGサイズ、はがき貼付けタイプの縦位置プリントを追加。ラインナップを広げることで、幅広いユーザニーズに対応をしていく。
 ブースでは「FUJIFILM 3D プリントシステム」の実機を展示するほか、来場者に3Dプリントのカードを配布する予定。平面の紙で3D表現が可能なことを訴求し、幅広い用途への活用を働きかけていく。

#interbee2019

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