【InterBEE2013】ユニテックス 世界初USB3.0接続LTO-6搭載ポータブルLTO映像アーカイブシステム「HandyLT」 4K映像撮影現場の作業時間を大幅に短縮

2013.11.15 UP

ユニテックスのブース

ユニテックスのブース

 ユニテックス(6205)は、MacOSX、WindowsのLTFSに対応したUSB3.0インタフェース接続LTO-6ドライブとメモリリーダの接続が可能な4つのUSB3.0ポートを搭載した「ポータブルLTO映像アーカイブシステム」(上写真)をこの展示会で初披露した。

 ハイビジョンから4Kへ移行し、映像データの大容量化が進む撮影現場では、高価なメモリカードの効率運用が求められている。現状、撮影した映像データは現場近くのホテルまたはオフィスでメモリカードから内蔵・外付けHDDへ保存した後、メモリカードを空にして再利用しているケースが大半である。しかし、撮影現場でのデータ保存はメモリカード1枚1枚の処理工数が大きい、オフィスへの搬送によるデータの保存は搬送による時間と工数が大きく、また外部HDDの場合搬送時のトラブルによる映像データの喪失リスクが大きい等の問題があり、効率的な運用が難しい状況にある。
 そこで同社では、世界に先駆けて開発したUSB3.0インタフェース接続LTOテープ装置の実績を活かし、撮影現場で4K映像データをメモリカードからLTOテープへ、簡単な操作で一括アーカイブができる「ポータブルLTO映像アーカイブシステム」を開発した。
 ユニテックスソフトウェア開発部の上坂成二氏は「この類のシステムでUSBに対応した機器を発売しているのは世界でも当社だけ。これまでのシステムでは4K撮影の現場で睡眠時間も取れないほどの煩雑な作業が必要とされていた。新システムではこれらの現場の声を生かし、より効率的に作業できる環境を実現した。4Kアーカーブを必要とする方にはぜひ使っていただきたい」と話す。展示では実機を使いこの機器の利点をわかりやすく説明していた。

■映像データ喪失リスクも低減
 新製品「HandyLT」は、標準添付のUNITEXTapeViewLTアーカイブソフトウェアにより最大で4枚のメモリカードを一度の操作で連続的にLTFSフォーマットにてアーカイブるできる。メモリカードを1枚ずつ処理する必要がなく、作業時間の短縮が図れる。またLTOテープと外付けストレージへ同時にアーカイブと完全一致確認のベリファイを実行することが可能。LTOテープがもつ搬送時の衝撃に強いという特性により、映像データの喪失リスクの低減が図れる。

ユニテックスのブース

ユニテックスのブース

#interbee2019

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