【After NAB Show 2016】ユニアデックス IBM製ファイル高速大容量転送ソフト「Aspera」を出展 4.5Mbps帯域で500MBのデータを約15分で転送完了

2016.5.27 UP

IBMのファイル高速転送ソフト「Aspera」を使った転送デモの様子

IBMのファイル高速転送ソフト「Aspera」を使った転送デモの様子

シスコの40Gbitネットワークスイッチ「Cisco Nexus」と2芯ファイバーケーブル

シスコの40Gbitネットワークスイッチ「Cisco Nexus」と2芯ファイバーケーブル

 ユニアデックスは、5月19日(木)、20日(金)に東京・秋葉原のUDXにて開催したAfter NAB Show Tokyo 2016において、IBMのファイルの高速大容量転送ソフト「Aspera」とシスコの40Gbitネットワークスイッチ「Cisco Nexus」を出展した。

■ 大容量ファイルの高速転送ソフトIBMの「Aspera」を紹介
 IBMの高速転送ソフト「Aspera」は、Aspera社が開発した転送プロトコル「FASP(Fast And Secure Protocol)」を使用したファイル転送ソフト。FTPやHTTPと比べて数十〜百倍の高速化を実現しているという。また、ファイルの暗号化や接続するホストの認証機能などセキュリティ対策、帯域幅制御機能がある。このソフトの特徴はFASPを使った転送速度だ。ソチオリンピックでは、ロシアと日本間での取材データのアップロードに利用された実績を持つ。エクセレントサービス創生本部プロダクト&サービス部UC&ネットワーク室シニアマーケティングマネージャーの小助川通氏は、「5Mbpsのインターネット回線で500MBのファイルの転送に通常FTPでは実行速度800kbpsで3時間以上かかるが、Asperaを使用して実行速度4.5Mbpsで約15分で完了した」いう。

 ブースでは、ジェネレータを用いて、100Mbpsベストエフォート回線で遅延を102msに設定し、4GBファイルの転送するデモを行った。このケースの場合「FTPでは実行速度2.9Mbpsで約184分かかるが、Asperaを使うと実行速度85Mbpsで約7分で転送できる」(同氏)。

■ 従来の10G Ethernet用2芯ファイバーケーブルを流用し40G Ethernetへの移行を実現
 このほか、ユニアデックスでは、同社が扱うシスコの40Gbitネットワークスイッチ「Cisco Nexus」を出展した。「Cisco Nexus」の特徴は、シスコ独自の40G BiDiトランシーバにより、2芯ファイバーケーブルで全2重通信が可能となるため、12芯ファイバーケーブルを使用せずに、10G Ethernet用として敷設されている2芯ファイバーケーブルを流用できるため、新規の敷設工事なしに低コストで40G Ethernetへ移行できるという。

IBMのファイル高速転送ソフト「Aspera」を使った転送デモの様子

IBMのファイル高速転送ソフト「Aspera」を使った転送デモの様子

シスコの40Gbitネットワークスイッチ「Cisco Nexus」と2芯ファイバーケーブル

シスコの40Gbitネットワークスイッチ「Cisco Nexus」と2芯ファイバーケーブル

#interbee2019

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