【NEWS】WOWOW 同局初の4Kドラマ制作 「F55」で撮影 グレーディング・編集はIMAGICAが担当

2013.12.5 UP

4K撮影によるドラマ『ドラマW チキンレース』
4K撮影によるドラマ『ドラマW チキンレース』

4K撮影によるドラマ『ドラマW チキンレース』

 WOWOW(東京都港区)は同局初の4K撮影によるドラマ『ドラマW チキンレース』を制作した。寺尾聴が主演。岡田将生、松坂桃李、有村架純らが出演している。
 ドラマは、交通事故で45年間、病院のベッドで昏睡状態だった飛田譲(寺尾聴)が、若い看護師の神谷猛(岡田将生)の前で突然目覚め、ストーリーは急加速していく。不器用だが温かい神谷と、飛田の間に奇妙な友情が芽生え始める。研究対象となるための飛田の転院など、紆余曲折の中、45年間、飛田の入院費を振り込み続けていた女性に会うため、2人は北海道に向かう。
 脚本は『最後から二番目の恋』『尾根のかなたに』の岡田恵和、監督は『沈まぬ太陽』『尾根のかなたに』の若松節郎。制作はWOWOW、大映テレビ。ドラマは10日午後9時から、無料放送イベント「TOUCH!WOWOW2013」内で放送(HD)された。
 『チキンレース』は昨年の同時期に撮影した『尾根のかなたに』と同じ座組みのスタッフ、監督で制作することになったが、当初はHD制作で予定しており、急きょ4K制作となった経緯がある。カメラなどの4K機材はソニーのタイアップを得ている。
 撮影は「PMW-F55」で実施。同カメラはRAW出力ができるが、さまざまなテストをし、検討を重ねた結果、今回はXAVCコーデックを使った。
 4Kのインタフェースの関係、4Kモニターの数も限られていたことから、撮影現場では2KにダウンコンバートしHDのモニターで映像を確認している。グレーディング・編集はIMAGICAが担当した。
 10月31日に東京・渋谷のTOHOシネマズ渋谷で4K試写会が開かれ、寺尾聴ら出演者、若松監督が登壇。舞台あいさつをしている。

4K撮影によるドラマ『ドラマW チキンレース』

4K撮影によるドラマ『ドラマW チキンレース』

#interbee2019

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