【Pre Inter BEE 2013】エタニ電機 音響計測器「ASA-10mkⅡ」による音場改善のデモを実施 良い「音作り」に貢献する実用的システムを提案 

2013.11.9 UP

ASA-10mkⅡ

ASA-10mkⅡ

開発中のサウンドデザインシステムの参考画面

開発中のサウンドデザインシステムの参考画面

 エタニ電機(プロオーディオ部門、#4509)はデジタル信号処理、音の測定や分析、音響信号の加工など「音作り」のための製品を多数展示する。中心となるのは音響計測器「ASA-10mkⅡ」と「ASAmini」など。
 ブースでは音響計測の結果を音場改善にどのように活かすかを提案するデモを行う。
 また11月14日(木)14:30~、ホール7・プレゼンルームにて「測定とリンクした音場補正システム-レベルと位相のF特を同時に調整-」と題するプレゼンを行う予定。具体的には、同社が長年にわたり開発してきたFIRフィルタを用いたシステムの“進化形”を紹介するもの。レベルと位相の周波数特性を同時に調整することを特徴としており、その場でインパルス応答を測定・補正し、補正前後の音を比較・試聴できるという。
(上写真はASAminiの測定画面サンプル)

■スピーカー特性に加え、歪みみまで測定できる「ASA-10mkⅡ」
 「ASA-10mkⅡ」は96kHz/24ビットの解析が可能なオーディオ・サウンド・アナライザ。電源はUSBのバスパワーで動作するコンパクトサイズ。バランスライン/同軸デジタル/光デジタルなどの入出力端子を実装する。
 スピーカー特性の測定はもちろん、スピーカーの歪みみまで測定できるのが特徴。同時2チャンネル測定機能、リアルタイム・スペクトラム・アナライザ機能、インパルス応答・音響距離測定機能、音圧測定機能、複数の周波数特性を重ねて印刷できるグラフ印刷機能を搭載する。

■iPhone/iPod touch/iPadを使った音響計測が可能
 「ASAmini」はiPhone/iPod touch/iPad向けのオーディオ・サウンド・アナライザ用アプリケーション。ASAシリーズの測定・分析技術を、いつでも・どこでも利用できる。1/1、1/3、1/6 オクターブバンド切り替えができるほか、CDでピンクノイズを再生すれば、簡単に音場の周波数特性を測ることが可能だ。これを利用すれば、イコライザの調整が容易に行えるという。
 ただし、利用するデバイスの内蔵マイクを使用するため、性能がマイクに依存する部分も大きくなる。そこで同社は別売りの校正データ付マイクロホンを提供。これを使えば、マイクロホン特性を補正データによって自動補正することができる。
 なお、ASAminiシリーズはApp Storeから無料でダウンロードできる。機能制限のない有料版もある。
 ブースでは開発中の新たなサウンドデザインシステムも参考出展する予定。これは畳込演算方式の多目的・高精度音場改善システム。同社が開発したFIRフィルタにより、高い補正性能を発揮し、高精度な音場改善が可能だという。

【エタニ電機】
本社:〒143-0011 東京都大田区大森本町1-10-15
URL:http://www.etani.co.jp
Inter BEE ブース:プロオーディオ部門 / ホール4 / 4509

【Pre InterBEE 2013】では、11月13日から15日までの3日間、千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2013の出展企業の出展内容をお伝えしております。

ASA-10mkⅡ

ASA-10mkⅡ

開発中のサウンドデザインシステムの参考画面

開発中のサウンドデザインシステムの参考画面

#interbee2019

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