【Inter BEE 2017】フォトロン 4K HDR/8K/IPなど国内初出展製品を含む最新映像システムを出展 360度カメラやAIを組み合わせたAIスポーツ映像制作のデモを実施

2017.11.12 UP

国内初出展のビデオサーバ「VENICE-S」

国内初出展のビデオサーバ「VENICE-S」

ワンマンプロダクション「X-ONE」

ワンマンプロダクション「X-ONE」

AIスポーツ制作ツール

AIスポーツ制作ツール

360度映像制作用カメラシステム「Jaunt ONE 24G Camera」

360度映像制作用カメラシステム「Jaunt ONE 24G Camera」

 フォトロン(本社:東京都千代田区)は、11月15日から17日まで幕張メッセで開催するInter BEE 2017に出展する。同社ブース(ホール6、ブース番号:6210)では、『収録からアーカイブまで 』をテーマに、4K HDR/8K/IPに対応した国内初出展製品を含む最新の映像システムを出展、システムインテグレータのフォトロンとして、豊富な取扱いプロダクトのなかから最新の映像制作機器やソリューションの展示/実演を実施、ワークフローにあわせた最適なシステムを提案する。
(Inter BEE 2017は入場無料。下記サイトで事前登録を受け付け中)

■ 放送局向けON AIRサーバに特化したビデオサーバ「VENICE-S」を国内初出展
 「インジェスト」ゾーンでは、IBC2017で発表されたROHDE&SCHWARZ社のIP対応新製品であるマルチチャンネルビデオサーバ最新モデル「VENICE-S」と、参考出展となるQC/モニタリング用マルチプロトコル対応マルチビューワーソリューション「PRISMON」を国内初出展する。

 「VENICE-S」は、新たにIP伝送用ボードを搭載、送出サーバとして利用可能な最新モデルのマルチチャンネルビデオサーバ。同製品の位置づけについて映像システム事業本部副本部長の伊藤政貴氏は「放送のON AIRサーバに特化したビデオサーバで、放送局をメインとして展開していく予定の新製品」と話す。
 また、国内初の参考出展となるマルチプロトコル対応マルチビューワーソリューション「PRISMON」は、放送/ストリーミング映像・音声の品質をモニタリングするビューア。特徴として、複数の番組を同時にモニタリングすることが可能で、加えてソフトウェアとして提供することが可能なため、クラウドサーバ上に設置することも可能としている。

 ブースでは、それらを組み合わせた「インジェストからプレイアウト/モニタリングまでのソリューション」を紹介する。さらに、センターストレージとしてDataDirect Networks(DDN)社のストレージ「GridScaler」を接続し、大容量でハイパフォーマンスなストレージとの組み合わせを実演する予定だ。

■ クラウド環境による「MediaComposer|VM Option」の実機デモを実施予定
 「編集」ゾーンでは、NAB2017およびIBC2017で発表されたAvid社新製品を中心に展示、高解像化やクラウド対応などをテーマに次世代のワークフローを提案する。クラウドに対応した新製品の「MediaComposer|VM Option」は、ノートパソコンやタブレットなどを使い、Media Composerソフトウェアへ仮想アクセスすることができる。ブースでは、「会場とフォトロン本社とをインターネットでつなぎ、「MediaComposer|VM Option」によるクラウド環境での編集を実機にてデモンストレーションする予定」と映像システム事業本部映像システム一部映像第二チームの齋藤俊和氏は説明した。

■ メディアプレイヤ機能を搭載したプロ向けQC/モニタリングシステムを国内初出展
 「フィニッシング」ゾーンでは、GrayMeta社のプロフェッショナルメディアプレイヤー・コラボレーションツール「GrayMeta Iris QC Pro」を国内初出展する。今回初出展する「GrayMeta Iris QC Pro」は、メディアプレイヤとビデオ・オーディオ測定機能を搭載した「GrayMeta Iris」に、IMFやDCP、暗号化DCPなどのブロードキャストプロトコルをサポートし、QCのプロフェッショナル向けに設計された映像・音声系の各種計測ツール。ブースでは、メディアのエラーを再生/レビューするフローのデモを実施する。

■ 独Trackmen社のカメラトラッキングシステム「VioTrack F」を参考出展
 「NEWプロダクト」コーナーでは、自社で開発した映像制作/編集アプリ「Photron-Mobile Video Creator」を出展する。「Photron-Mobile Video Creator」は、作業手順ビデオや動画マニュアル、動画レポート、製品紹介ビデオを誰でも簡単に作成し、サーバやSNSで共有できる企業向けのアプリ。スマホやタブレットがあれば、現場で撮影した写真や動画の上に、文字や矢印、○などのオブジェクト、BGMや音声を入れるだけで、誰でも簡単にコンテンツが作成できる。「撮影現場の下見、ロケハン時の動画レポートやスタッフプレゼン、ビデオコンテ制作まで、業務効率向上を支援するツール」と伊藤政貴氏は説明した。この他、ハンディカメラを含むあらゆるカメラワークに対応可能な独Trackmen社のカメラトラッキングシステム「VioTrack F」を国内では初めて参考出品としてお披露目する。

■ IPやAI、360度カメラなどの最新技術を採用したスポーツ制作ツールを参考出展
 「ニューイノベーション」ゾーンでは、IBCで発表したIPやAI、360度カメラなどの最新技術を積極的に取り入れたスポーツに特化した全く新しいEVSソリューションを展示紹介する。ブースでは、国内初出展となるワンマンプロダクション「X-ONE」と参考出展のライブ対応360度カメラ「360度ライブモーションリプレイ」、AIを組み合わせた「AIスポーツ制作ツール」を参考出展、デモンストレーションを実施する。
 映像システム事業本部映像システム二部映像制作営業チームの吉見直哉氏は今回の展示のみどころを次のように説明する。
 「AIがスポーツ映像を分析し、例えば複数カメラのスイッチングや自動で中継映像の制作補助を行うなど、AIを活用した新しい映像制作を提案する」(吉見氏)

 このほか、高解像度の24個のカメラを搭載し、8K放送にも利用可能な高品位の立体的な360度VR映像を撮影するために特別に設計されたプロ向けの360度映像制作用カメラシステム「Jaunt ONE 24G Camera」やEVSを利用した最新の4Kファイル収録/スポーツ中継ソリューションを紹介する予定だ。

株式会社フォトロン
本社住所
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング21階
URL
https://www.photron-digix.jp/
出展部門 /ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール6 /6210

◆Inter BEE 2017 開催概要◆
■会期:2017年11月15日(水)~11月17日(金)〔3日間〕
■展示時間:11月15日(水)・16日(木)10:00-17:30/17日(金)10:00-17:00
■会場:幕張メッセ(展示ホール1~8、イベントホール、国際会議場)千葉市美浜区中瀬2-1
■入場:無料(登録制)
■主催:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
■後援:総務省、経済産業省(建制順)
NHK、一般社団法人日本民間放送連盟、一般社団法人電波産業会(順不同)
■運営:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)

国内初出展のビデオサーバ「VENICE-S」

国内初出展のビデオサーバ「VENICE-S」

ワンマンプロダクション「X-ONE」

ワンマンプロダクション「X-ONE」

AIスポーツ制作ツール

AIスポーツ制作ツール

360度映像制作用カメラシステム「Jaunt ONE 24G Camera」

360度映像制作用カメラシステム「Jaunt ONE 24G Camera」

#interbee2019

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