【NAB SHOW 2013】池上通信機「Unicam HD series」の新ラインアップを出展

　池上通信機は、NAB Show2013 において、 "Flexibility for the future - Unicam"をテーマに出展。放送用システムカメラ「UnicamHD series」の新ラインアップを中心に、スタンダードカメラ、ハンディカメラをはじめ、多目的小型カメラ、超小型カメラなどの最新モデルを紹介する。
　また、放送用モニタ HLM-series、ビデオスイッチャ HSS-330、ミリ波HD 映像伝送装置 GL-60 など、最新放送機器を多数出品する。ブース番号はC-5108。

■Super 35mm CMOS センサ搭載 UnicamHDを技術展示
　スーパー35mm フォーマット CMOS 撮像素子と PL レンズマウントを備えた UnicamHD シリーズの放送用システムカメラを出展。低ノイズと広いダイナミ ックレンジを両立させ、すぐれた階調性を持ち、浅い被写体深度から生み出される自然で 立体感のある映像を提供する。
　VF やリモコンなど UnicamHD の多彩な周辺機器 を使用することにより、放送現場に求められる素早く細かなカメラオペレーションが可能 。ファイバーやトライアックス伝送装置を使ったスタジオ・中継システムを構築できる。
　新製品のHDK-95Cは、高性能CMOSセンサを採用した放送用システムカメラ。スミアレスでダイナミックレンジの広い、豊かな表現力を実現している。対応フォーマットを 1080i/59.94,720p/59.94に特化することで、コストパフォーマンスを高めている。

■多彩な機能を加えた多機能システムカメラ「HDK-790GX」
　新製品の多機能システムカメラ「HDK-790GX」は、1080/59.94iを主要フォーマットとする番組制作現場に適したスタジオカメラ。対応フォーマットは、 1080/59.94i,29.97psf。さらに、フォーカスアシストや3層フィルター構造など、多彩な新機能を加えており、高いコストパフォーマンスを実現した。
　ブースではまた、超高感度3CMOS HDTVカメラを技術展示する。月明かり程度の 0.02lxでカラー動画の撮影が可能。2/3型バヨネットマウント・シリアルレンズ対応、デジタ ルエクステンダ、映像の明るさを自動で制御するAVC
(Auto Video-level Control)機能、映像に合わせてホワイトバランスを自動的に制御するATW(Auto Tracking
White Balance)機能などを装備。情報カメラシステムなどでの運用をサポートする機能を搭載している。
　新製品のシステムエキスパンダ「SE-H750」は、ハンディカメラの光複合カメラケーブルを接続したまま、より素早い着脱ができるよう機構を施した。ハンディとスタンダードカメラの運用変更が容易。
　モニタ関連では、有機ELを採用したモニタとVF、QFHD 4K LCDモニタを展示する。