【NAB Show 2012】AJAビデオシステムズ SSDレコーダー KiProを拡充 4K対応製品も追加

2012.4.23 UP

ニック・ラシュビー社長
C 500に装着したKiPro

C 500に装着したKiPro

■EOS C500にも対応

 AJAビデオシステムズは、SSDレコーダー「KiPro」シリーズを拡充する。
 新バージョン「KiProクワッド」は、DCIの4K(4096×2160)とQFHD(3840×2160)からHDまで、10ビットのRGB4:4:4あるいは4:2:2で記録する。
 キヤノンが開発を発表したシネマEOSシステムの「EOS C500」のRAWデータ用ハードウェアデベイヤーおよびプロレゾエンコーダーを搭載することが大きな特徴。RAW出力も対応しており、3G-SDI4系統の入出力と、モニタリング用3G-SDIとHDMI、サンダーボルト1系統などのインタフェースを活用することで、用途に合わせてワークフローを構築できる。

 筐体は既存商品の「KiProミニ」と同等の高さで、C500と並べるて収まりのよい大きさになっている。米国では12年後半に3995ドルで発売する。
 ブースでは、カメラに搭載したKiProクワッドから、サンダーボルト経由でレコーダーに入力し、さらにプロレゾ形式でMacに入力。4Kモニターに表示するデモを行った。

 また、マシンルームなどで使用できる1RUラックマウント型が登場。既存製品と基本は同様で、プロレゾ422とDNxHDsで記録できる。SDI、HDMI、アナログビデオの入出力を搭載する。米国価格は3995ドルで既に出荷を始めた。
 またT-TAPは、サンダーボルトをSDIとHDMIに変換する。サンダーボルトポート搭載のMacと、HDMIモニターまたSDI入力のVTRの間をつなぐ。文字通りの「手のひらサイズ」で、米国では249ドルで間もなく出荷する。

C 500に装着したKiPro

C 500に装着したKiPro

#interbee2019

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