【NEWS】DPSJ PCIe2.0対応とUSB3.0対応のMagewell社製ビデオキャプチャ製品2シリーズを発売 小型・高速処理でかつ多機能搭載

2016.9.2 UP

「Pro Capture Family」(左)、「USB Capture Family」(右)

「Pro Capture Family」(左)、「USB Capture Family」(右)

 日本デジタル・プロセシング・システムズ(DPSJ)は9月1日、中国Magewell(メイジウェル)社のビデオキャプチャ製品2シリーズの販売を開始すると発表した。PCIe2.0インタフェース採用のキャプチャカード「Pro Capture Family」と、USB3.0対応のスティック型「USB Capture Family」の2シリーズ。

■FPGA搭載PCIe2.0対応キャプチャカード 60fpsのリアルタイムキャプチャ可能に
 「Pro Capture Family」はFPGAを搭載し、各チャンネルごとにリアルタイムに60fpsのビデオキャプチャ実現。 PCIe2.0高速インタフェースを使うことによって、データの転送速度は初代のキャプチャカードと比較して2倍(400–1600MB/s)を実現している。
 SDI、HDMI、DVI、アナログ入力対応。 ハイエンド・ビデオカメラ(HD/3G-ASDI)、スイッチャー(3G-BSDI)、ムービーカメラ(2K SDI)など、ほとんど全てのSDIをキャプチャできる。
 また、ソニー製カメラやCanon製カメラのHDMI出力に含まれる時間の情報(時、分、秒、フレーム)を分析し、SMPTE形式のタイムコードを取得可能。これにより、異なる入力信号を同期できる。
 ビデオ・オーディオをハードウェアで処理することで、CPUに負荷を与えずにインタレースの解除、クロッピング、色の調整などが可能。入力信号の自動認識や機能の自動化機能も搭載している。複数同時ファイル出力機能を搭載。
 10ビットRGB、YUV 4:4:4対応。アップ/ダウンスケーリングやクロッピング、ヒュー/ブライトネス/コントラスト/サチュレーション調整、インタレース解除、カラースペース変換などのリッチなビデオプロセス機能を搭載。
 タイムスタンプの精度は約100ns。ネットワークを介して、複数の異なるシステム上のビデオ・オーディオのキャプチャチャンネルを同期できる。
 ビデオ上にロゴなどのオーバーレイ表示機能を搭載している。Flash Media Live Encoderや Windows Media Encoderなど、画面上に画像や文字を表示する機能がないエンコーダーを用いる場合も、同製品を用いることで追加のソフトを使用せずにオーバーレイができる。
 さらに、複数のMagewellカードをPCに挿し、カードにあるロータリースイッチで番号を設定して同期させながら同時に使用できる。価格は38,300円を予定。

■USB3.0対応最大350MB/sを実現
 「USB Capture Family」は、USB3.0により最大350MB/sの転送速度を実現している。約8.5cm×4.2cm、高さ1.2cm(長さ84.25mmx幅42.8mmx高さ12.6mm)のコンパクトな形状で、解像度、フレームレート、サンプリングレートのアップ/ダウン変換や、 ブライトネス、コントラスト、ヒュー、サチュレーションなど調整機能を搭載し、自動に信号検出しインタレース解除する機能も内蔵している。
 入力は最大1920x1200p 60Hz(CVT-RB)まで対応。出力は、最大1920x1200p 60Hzまで対応。対応出力フォーマットは、 4 : 4 : 4、4 : 2 : 2、YUY2、RGB 24、8 ビット。
 SDI、HDMI入力。価格は46,000円を予定。

■問い合わせ先
日本デジタル・プロセシング・システムズ
木村国中
TEL:03-6746-0231
Email:kuninaka@dpsj.co.jp

「Pro Capture Family」(左)、「USB Capture Family」(右)

「Pro Capture Family」(左)、「USB Capture Family」(右)

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