【NEWS】パナソニック 4K60pメモリーカード・カメラレコーダー「AU-EVA1」の詳細スペックをウェブで公開 ラチチュード(14ストップ)、SDメモリー記録時間など明らかに

2017.8.9 UP

8月4日に公開したAU-EVA1専用ページ

8月4日に公開したAU-EVA1専用ページ

Cine Gear 2017で発表したAU EVA-1

Cine Gear 2017で発表したAU EVA-1

Cine Gear 2017の発表会場で紹介されたスペック

Cine Gear 2017の発表会場で紹介されたスペック

 パナソニックは8月4日、シネマ制作市場向けEFマウント方式の小型軽量4K60pメモリーカード・カメラレコーダー「AU-EVA1」の詳細スペックを掲載したページを公開した。「AU-EVA1」(EVA-1はエヴァ・ワンと呼ぶ)は今年6月5日、米カリフォルニアで開催したCine Gear 2017で発表された。今秋には商品化し、グローバル市場で展開する予定だ。上記のウェブサイトでは、V-Logガンマのラチチュードや4K収録時のSDカードの記録時間など、発表当初より詳しいスペックが紹介されているほか、Cine Gear 2017での発表会でのプレゼンテーションが動画で公開されている。同製品については、4月のNAB Showでは開発中のシネマカメラということで、白いヴェールで本体を覆った形で展示して話題となっていた。

■デュアルネイティブISO(ISO800ベース/ISO2500ベース)を継承
 「AU-EVA1」は、映画用デジタルシネマカメラ「VARICAM」で採用されているデュアルネイティブISOを継承している。デュアルネイティブISOは、センサー内にISO800ベース(200〜2000)とISO2500ベース(1000〜25600)の二つの独立したアナログ回路を搭載している。通常はISO800で撮影し、暗所や低照度撮影でゲインアップするときにISO2500に切り替えることができる機能。これにより、暗部での撮影へ移行した場合でも、ノイズの少ない映像を得ることができる。

■4K 10ビット 4:2:2 400Mbpsで128GBメモリーに40分記録
 新開発の5.7Kスーパー35mm MOSセンサーを搭載。EFマウント方式で4K/2K 10ビット4:2:2映像を実現。
 本体のダブルSDカードスロットでSDXCメモリーカードに収録。今回公開されたスペック表では画素数、コーデック等による記録時間の違いが細かく紹介されている。それによると、4K(4096 x 2160)、422 Intra(400M)、4:2:2、10 bit、400 Mbps (可変ビットレート)で、128GBに約40分記録できる。422LongGOP(150M)なら、 4K(4096 x 2160)、4:2:2 10bitで約1時間50分記録が可能。
 V-Logガンマ、広色域V-Gamut、デュアルネイティブISO、4K60Pの高画質ハイフレームレートなど、VARICAMを継承するテクノロジーを搭載している。今回公開した仕様では、V-Logガンマのラチチュードは14ストップと記されている。
 ハイフレームレート(4K最大60 fps/2K最大240 fps)撮影が可能。また、IRカットフィルターON/OFF機構により、幻想的ともいえるIR(赤外線)シネマトグラフィ撮影もできる。
 本体重量は1.2kgと軽量。コンパクトな本体と、デタッチャブルハンドル、グリップ、LCDモニターなどは、取り外し可能で、ドローンへやジンバルへも搭載できる。

編集:Inter BEE 2017 ニュースセンター

8月4日に公開したAU-EVA1専用ページ

8月4日に公開したAU-EVA1専用ページ

Cine Gear 2017で発表したAU EVA-1

Cine Gear 2017で発表したAU EVA-1

Cine Gear 2017の発表会場で紹介されたスペック

Cine Gear 2017の発表会場で紹介されたスペック

#interbee2019

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