【NEWS】富士フイルム 4K動画撮影機能搭載の「FUJIFILM X-T2」 9月8日に発売

2016.8.26 UP

ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T2」

ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T2」

 富士フイルムは8月25日、同社が7月に発表したミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T2」の発売日が9月8日に決定したと発表した。
 「FUJIFILM X-T2」は、「Xシリーズ」の最新版として7月に発表。3月に発売したレンジファインダースタイルで世界唯一の「ハイブリッドマルチビューファインダー」を搭載した「FUJIFILM X-Pro2」と並ぶフラグシップモデルと位置付けている。
Xシリーズで初の4K動画撮影に対応。同社の長年にわたるフィルム現像のノウハウを凝縮した色再現技術による高精細な動画撮影が可能になっている。
 独自開発のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS III」センサー(2430万画素、ローパスフィルターレス)と高速画像処理エンジン「X-Processor Pro」、高精細フジノンレンズによる際立つ解像力などにより、被写体の質感・立体感、その場の空気感を表現できるとしており、国内外の撮影技術者から注目を集めている。

■100Mbpsで4K動画記録
 独自開発のセンサーと画像処理エンジンで、4K映像(3840×2160)に必要な画素数の約1.8倍、フルHD映像(1920×1080)も約2.4倍の画素数を凝縮しても、モアレやジャギーの少ない高画質を実現している。4K・フルHD動画ともに100Mbpsの高ビットレート記録に対応。圧縮ノイズの少ない高解像の撮影が可能という。
 静止画撮影で好評のフィルムシミュレーションをそのまま動画撮影時にも使用でき、「クラシッククローム」モードによる、深みのある色合いと豊かな陰影を表現したドキュメンタリー調の映像や、「ACROS」モードによる滑らかな階調、引きしまった黒での高画質なモノクロ映像など9種類の多彩な表現が用意されている。
 4K映像のHDMIクリーン出力や、センサーの持つ広いダイナミックレンジを活かし、撮影後に色や輝度などの編集が可能な、広色域で撮影を行うLogガンマ「F-Log(エフログ)」モードの選択も可能。
 起動時間0.3秒、シャッタータイムラグ0.045秒などの高速レスポンス性能に加え、最短で0.06秒の高精度AFを実現しており、「Xシリーズ」史上最高の画質と動体撮影性能を両立させたミラーレスデジタルカメラと位置づけている。

■フィルムシミュレーションで滑らかな階調再現
 フィルムシミュレーション機能に「ACROS」モードを追加。「X-Processor Pro」の処理能力を生かして、従来のモノクロモードを越える滑らかな階調、引き締まった黒、美しい質感を再現。
 また、フィルム写真が独特の粒状感を再現する「グレイン・エフェクト」もフィルムのノウハウを生かした機能。フィルムシミュレーションと併用ができ、プリント時にフィルム写真のような効果を再現できる。

■交換レンズ22本をラインアップ
 「Xシリーズ」用の交換レンズはすでに22本がラインアップされており、超広角から超望遠まで幅広い撮影領域をカバーしている。APS-Cセンサーに最適設計しており、小型・軽量、かつ明るい開放値を備えている。

ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T2」

ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T2」

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