【プロダクション】ヌーベルバーグ 新橋1丁目スタジオ稼働 ノンリニアを強化

2012.3.9 UP

新スタジオで稼働を始めたHD編集室
Edit5

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ロビー

ロビー

6階のマシン室

6階のマシン室

■ヌーベルバーグ3拠点体制に 高級感とリラックスできる広めの環境を用意

 ヌーベルバーグ(本社=東京都千代田区)は、汐留スタジオを港区新橋に移転し、「新橋1丁目スタジオ」として本格稼働を開始した。従来の「新橋スタジオ」は「新橋5丁目スタジオ」と改称。渋谷スタジオと合わせ3拠点を運用する。
 フロアは茶色と黄緑を中心に、高級感とリラックスできる広めの環境を用意している。顧客の声に応えて、ミーティングスペースもフロアの各所に設置した。窓の見えるロビーでは約8人がPCと資料を広げて作業できる。

■ソニー BVE-9100、MVS-8000GSFを導入 MA室にはProtools、DM2000

 編集室はリニアが6室とノンリニアが3室。MA室も2室を備える。リニア編集室ではソニー製編集機 BVE-9100、スイッチャー MVS-8000GSFを使う。ネビオン製VikinX(バイキンズ)マトリクスルーター(128×128)やTelestream Pipeline2式も導入した。
 MA室は、AVID Pro Toolsとヤマハ製コンソール DM2000で作業。専用マシン室を部屋の間に配置して、ミキサーの作業効率を高めた。DATなどのアナログ機器も共有化した。
 またナレーションブースは、3人程度で掛け合いの収録をするなど制作方法が変化していることから拡張した。

 ノンリニア編集室は、AVID Symphony Nitris DX2式と、Apple Final Cut Pro 7の3室に増室。「Title Deko」も設置した。
 システムはアビッドの素材共有サーバー ISIS5000にPro Toolsと合わせて接続し、「OMFデータを受け渡すなど編集とMAの垣根を取るべく変革を進めている」(運用管理の岡本智拓氏)。
 技術部門を統括する斑目達也氏は「新橋にはポストプロが集中。技術会社としての誇りを持ち、ノンリニア化に対応して生き残ることが必要。またテロップ作成などより発想力が求められる作業に対応できる人材を育成している」と話している。

【主な機材】
○編集室(6室)
 スイッチャー SONY MVS-8000
 DME SONY MVE-9000×2ch
 編集機 SONY BVE-9100
 テロップ VIDEOTRON TW-9950 HD/SD
 ミキサー SONY DMX-E3000
 スーパーテロップ VIDEOTRON ST300HD/SD、Avid Deko1000 Hybrid
 VTR SONY HDW-M2000×3、SONY HDW-D1800、SONY DVR-28、SONY DVW-A500×2、
    SONY BVW -75、SONY DSR-2000

○ノンリニア編集室(3室)
 NL-1 Avid Symphony Nitris DX
 NL-2 Final Cut Pro Ver7.0.3
 NL-3 Avid Symphony Nitris DX

○MA室(2室)
 ミキサー YAMAHA DM2000
 モニター EXCLUSIVE
 AMP AMCRON STUDIO REference5
 MTR TASCAM  DA-98 HR×2
 DAW ProTools Ver9.0.2 
 シンクロナイザー TAMURA izm 806
 DAT SONY PCM-7040
 MD SONY MDS-E12
 CD STUDER D-730
 ATR DENON DN3603RA
 アナブース(6㎡) NEUMAN TLM-103×2、U-87Ai×2

Edit5

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ロビー

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6階のマシン室

6階のマシン室

#interbee2019

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