【Inter BEE 2013 TV】PFU 高精細映像伝送装置「QoolTornado QG70」を展示 マルチキャスト双方向伝送と4K蓄積・編集ワークフローへの活用を提案

2013.11.15 UP

デモ用に構築された4K蓄積・編集ワークフロー環境

デモ用に構築された4K蓄積・編集ワークフロー環境

4K蓄積・編集ワークフローを支える蓄積サーバー(参考出品)

4K蓄積・編集ワークフローを支える蓄積サーバー(参考出品)

 PFU(ブース8225)は高精細映像伝送装置「QoolTornado QG70」を中心としたシステムを構成し、マルチキャスト双方向伝送および4K蓄積・編集ワークフローへの活用を提案している。

■非圧縮4K映像データをスムーズに双方向伝送
 QoolTornado QG70は高速IPネットワーク環境(10Gbps)で非圧縮HD映像および非圧縮4K映像データのマルチキャスト双方向伝送が可能な伝送装置。同社ではQoolTornado QG70が高精細映像のIP伝送だけでなく、蓄積・編集ワークフローへも活用できることを訴求している。
 まず伝送系に関しては送信側、受信側にそれぞれ2台のQoolTornado QG70を設置し、10GbEスイッチで接続した環境をブース内に構築。4K 60Pの非圧縮マルチキャスト双方向伝送を実施し、IPによるスムーズな高精細映像伝送が可能なことを紹介している。
 また2系統入力のIP伝送をリモートから簡単に経路切り替えできるデモも行っている。この機能は参考出展。現在はGUIベースで各経路の切り替えを行う必要があるが、今後は一括切り替えに対応できる機能開発を進めるという。

■IPデータをDPXに変換し蓄積・編集ワークフローに適用
 蓄積・編集系ではQoolTornado QG70と4K非圧縮蓄積サーバーを10GEで接続。QoolTornado QG70が受信したIPデータをDPXに変換することで、ノンリニア編集システムとの連携が可能になり、蓄積・編集ワークフローに適用できる環境が整うことを紹介している。
 説明員によれば「系列放送局間や遠隔地のスタジオからの映像伝送、素材編集などのほか、イベント会場や医療機関での利用を見込んでいる」という。
 今年4月から発売を開始しており、映像ストリーミングの研究を行う学術研究機関で導入されている。価格はオープン。実勢価格は300万円程度という。

デモ用に構築された4K蓄積・編集ワークフロー環境

デモ用に構築された4K蓄積・編集ワークフロー環境

4K蓄積・編集ワークフローを支える蓄積サーバー(参考出品)

4K蓄積・編集ワークフローを支える蓄積サーバー(参考出品)

#interbee2019

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