【Inter BEE 2014】ラグナヒルズ スウェーデン社製マルチ映像表示ソフト「WATCHOUT」を出展 複数PCからの映像でプロジェクションマッピングなどの大画面構築が可能

2015.1.16 UP

「WATCHOUT」をデモするラグナヒルズのブース

「WATCHOUT」をデモするラグナヒルズのブース

独Alpermann+Velte社製の放送局用時計

独Alpermann+Velte社製の放送局用時計

 ラグナヒルズはスウェーデン Dataton製のマルチ映像ディスプレイ用のソフトウェア「WATCHOUT」をメインに展示した。Dataton社はプレゼンテーション・システムの開発と製造を創設後30年以上にわたり行っている老舗メーカーである。マルチ・ディスプレイ制作のためのWATCHOUT、直感的な使用が可能なPICKUPオーディオガイドなどの革新的な製品を送りだしてきた。Datatonブランドはイベント業界、及びエンターテインメント業界においてワールドワイドに浸透している。 

■複数台のPCで同期をとった映像構築が可能
  ラグナヒルズ取締役の名原健一氏は「当社はマルチ映像ディスプレイ用のソフトウェアWATCHOUTの輸入・販売を長年行っている。複数台のPCを使い、同期をとった複数面の映像を作ることができ、各種のプロジェクターや液晶ディスプレイなどを組み合わせて大画面にシステム化できる。したがってプロジェクションマッピングなどの用途にも最適である」と話す。展示会場では高輝度プロジェクターを使ったワイドスクリーンをデモ展示、ブレンディング技術などを具体的に表示してみせた。
 名原氏は「マッピング用途などのプロジェクターで使用した場合、エッジブレンディング機能を使用すると、つなぎ目のないきれいなシームレス映像を投影することが可能である。またジオメトリ補正機能も持っているので、斜めやコーナ、円筒面等にも投影することができる。展示会ではこれらの技術を駆使したマッピング映像を上映、来場者にも分かりやすく説明した。表示面数、解像度に制限がないので、4Kや8Kなどの非常に高解像度な大型映像を投影することも可能」と説明する。 名原氏は「今年の7月にオープンした東京・後楽園の宇宙ミュージアムではプロジェクションマッピングコーナーなど4ヶ所で当社が提供したWATCHOUTが採用されている。このように最新の博物館などでもWATCHOUTの採用が増えてきている。展示会場にはマッピングに興味を持つ学生たちも多く訪れて熱心に質問を行っていた」と話す。

■Alpermann+Velte製の放送局専用の時計も展示
 ドイツのAlpermann+Velte社は、創設後35年以上にわたって放送局等のプロフェッショナル市場へ向け、タイムコード関連製品、クロック・システム等を設計、製造、販売をしている会社。ブースでは、同社製の放送局専用の時計も展示した。
 ラグナヒルズの松永英和氏は「放送局のスタジオなどで使う時計は非常に正確な時間を表示することが必要不可欠である。同社製の時計は米国のGPSや日本の順天頂衛星など世界の多くの衛星信号に対応しておりまったく狂いのない正確な時間を刻むことができる。このような放送局専用の時計を作っているメーカーも数少なくなってしまったため非常に業界からも重宝されている時計である」と説明していた。

■オーディオコーナーにも出展
 ラグナヒルズの日笠山泉社長は「映像機器ブース以外にも当社はオーディオ関連のエリアにもブースを構えた。ここでは最新のデジタルオーディオ関連機器などを展示した。2ブースとも盛況で当社を業界関係者にも理解していただけたと思う」と話していた。

(※2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容のレポートです)

「WATCHOUT」をデモするラグナヒルズのブース

「WATCHOUT」をデモするラグナヒルズのブース

独Alpermann+Velte社製の放送局用時計

独Alpermann+Velte社製の放送局用時計

#interbee2019

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