【Inter BEE 2014】ヒビノグループ 総合力活かし「音響・映像・照明」の最新機材出展 4K対応LEDディスプレイ、最新ラインアレイスピーカーなど高性能機材展示

2014.11.18 UP

最新のLEDディスプレイ「HCV16-4K」(左)、4K対応LEDプロセッサ「HLC-4K」(右)

最新のLEDディスプレイ「HCV16-4K」(左)、4K対応LEDプロセッサ「HLC-4K」(右)

デジタル・ミキシング・コンソール「SDシリーズ」の1つである「SD5」(左)、STUDER新コンソール「VISTA X」

デジタル・ミキシング・コンソール「SDシリーズ」の1つである「SD5」(左)、STUDER新コンソール「VISTA X」

Grass Valley「GV Director」(左)、JBL PROFESSIONAL「VTX-V20」

Grass Valley「GV Director」(左)、JBL PROFESSIONAL「VTX-V20」

CODA AUDIOのラインアレイスピーカー「AIRLINE LA12」

CODA AUDIOのラインアレイスピーカー「AIRLINE LA12」

 ヒビノは11月19日(水)から21日(金)まで、千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2014に出展し、自社ブース(ブース番号:1309)においてヒビノグループ(ヒビノ、ヒビノインターサウンド、スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト、ファーストエンジニアリング)で共同出展を行う。
 同社にとって今年は設立50周年の節目の年。グループの総合力を活かし「音響・映像・照明」の各分野から最新製品を展示する。
 また11月20日(木)に開催される「INTER BEE EXPERIENCE ラインアレイスピーカー体験デモ」に、ヒビノおよびヒビノインターサウンドが参加する。イベントホールの大空間を使用した“大音量デモ”でヒビノグループ製品の“高音質・高性能”をアピールする。
(上写真は4K対応LEDプロセッサ「HLC-4K」)

 グループ各社の展示内容は以下の通り。

【ヒビノ株式会社ヒビノクロマテック Div.】
■3840×2160ドットの4KLEDディスプレイを293インチ相当の大画面で展示
 11月19日より発売を開始する4K/8Kの時代に備えた新製品「HCV16-4K」および「HLC-4K」を初出展する。
 「HCV16-4K」は新開発1.69mmピッチのLEDディスプレイ。今後、海外生産により価格を抑えた新たなラインアップとして展開する「ChromaVision(クロマビジョン)」の最初のモデルとなる。今回ヒビノブースの正面に3840×2160ドットの4KLEDディスプレイシステムを展示する(画面サイズ 6.5m×3.65m)。
 一方の「HLC-4K」は高い評価を得ているヒビノ製LEDプロセッサフラッグシップモデル「DLC-612」をブラッシュアップした後継商品。LEDディスプレイ「HCV16-4K」の高精彩映像を、ヒビノ独自のプロセッサ技術と合わせて、リアルドットの4K映像で披露する。

・「HCV16-4K(ChromaVision)」
 1.69mmピッチの3 in 1ブラックレンズSMDを採用したファインピッチLEDディスプレイ。ディスプレイの心臓部には「ChromaLED」で定評のある独自制御回路を搭載し、リアルドット4K映像(3840x2160ドット)を縦3.65m、横6.5mの大きさの高精彩映像で表示する。

・「HLC-4K」
 好評を得たLEDプロセッサ「DLC-612」をブラッシュアップした新製品。“カッティングエッジ”をモチーフとした先進のデザインと、4K LED画面をコントロールするのに十分な出力端子を備え(1,024x768ドットの12系統)、ヒビノ製LEDディスプレイの性能をフルに引き出す最新フラッグシップモデル。

【ヒビノ株式会社ヒビノプロオーディオセールス Div.】
■JBL PROFESSIONALのラインアレイスピーカーの最新モデル「VTX-V20」を展示
 のメインとなる展示は、JBL PROFESSIONALのラインアレイスピーカー「VTX Series」の最新モデル「VTX-V20」。
 VTX-V20は10インチのウーファーを2個搭載したコンパクトな3-Wayで、これまでの水準を超える圧倒的な音圧を出力する。歪率特性や指向制御にも優れ、最小限のキャビネット容積で所定のエリアに必要な音圧を届けることができる。高い音響品質を必要とする中規模の会場に最適だという。会場ではVTX-V20を吊ったり、グラウンドスタックして展示する。
 またVTX-V20は11月20日(木)に開催される「INTER BEE EXPERIENCE ラインアレイスピーカー体験デモ」にも出展し、圧倒的音圧と妥協のない音質を披露する。会場ではSoundcraftのデジタルミキサー「Vi3000」や、JBL PROFESSIONALの防水スピーカー「AWC/PD Series」などの最新機材も多数展示する。

・「VTX-V20」
 9個(高域ドライバー:3個、中域ドライバー:4個、低域ドライバー:2個)のドライバーを高さ281mmのコンパクトなキャビネットに収納。新しいサスペンションシステムを採用し、効率的に多段アレイのセットアップが行える。
 高域ドライバーは、VTXシリーズの最上位モデル「VTX-V25」に採用されているD2デュアルドライバー技術を1.5インチの小型ドライバーに適用した。
 中域ドライバーには、新たに設計された4インチコーントランスデューサー「2164H」を4個搭載。均一なインピーダンス特性が得られる上、インダクタンス成分を低減し、非直線性の歪みを抑える。
 低域ドライバーには、1つの磁気回路で2つのボイスコイルを駆動する独自のディファレンシャル・ドライブ方式を採用。ディファレンシャル・ドライブはボイスコイルの放熱に優れ、均一なインピーダンス特性が得られるため、耐入力が増加し高域特性が向上する。

【ヒビノインターサウンド株式会社】
■デジタル・ミキシング・コンソール「SUMMA」やラインアレイスピーカー「AIRLINE LA12」などを出展
 放送局、固定設備、ライブSRなど多様なニーズに対応した機材を展示する。放送局向けの商品としてはCALRECのデジタル・ミキシング・コンソール「SUMMA」を展示する。コンパクトながら17インチの大型タッチスクリーンを搭載し、直感的な操作性を実現しているのが特徴だ。
 固定設備用途には、映像の延長・分配・切替などで世界的に定評のあるGefenの新商品を紹介する。具体的にはLAN経由で映像の延長・分配を行う「Video Over IPシリーズ」、4系統のシームレスマルチスイッチャー「EXT-HD-MVSL-441」など、商業施設やデジタルサイネージに最適な映像関連機器を紹介する。
 ライブSR用商品としては、世界的なツアーでメインコンソールとして採用されているDiGiCoの「SDシリーズ」コンソール、および1994年の設立以来、独自のテクノロジーにより支持を集め、急成長を遂げているCODA AUDIOの各種スピーカーを展示。CODA AUDIOのフラグシップ・ラインアレイスピーカー「AIRLINE LA12」は11月20日(木)に行われる「INTER BEE EXPERIENCE ラインアレイスピーカー体験デモ」にも出展する。

・「SUMMA」
 中小規模のスタジオ向けにデザインされた放送用デジタル・ミキシング・コンソール。17インチのマルチタッチスクリーンを搭載し、直感的な操作性を実現した。コンパクトさを最大限に利用した中継用・可搬用のコンソールとしても適している。また上位機種と同じく、最大プロセッシング数すべてを同時に処理することができる高性能の“Bluefin 2 DSP”を搭載する。最大プロセッシングは180ch(モノラル、ステレオまたは5.1chにアサイン可能)。

・「Video Over IPシリーズ」
 HDMI/RS-232対応のOverIP延長用の送信機「EXT-HD2IRS-LAN-TX」および同受信機「EXT-HD2IRS-LAN-RX」、DVI/KVM対応のOverIP延長機「EXT-DVIKVM-LAN」、HDMI/KVM対応のOverIP延長機「EXT-HDKVM-LAN」、VGA/KVM対応のOverIP延長機「EXT-VGAKVM-LAN」などを出展する。

・「EXT-HD-MVSL-441」
 4系統のHD入力を1つのHD表示機器で同時に表示するマルチビューHDMI対応のシームレス切替機。最大対応解像度は1080p、1920×1200。画面サイズやスケーリングは個別に調整が可能だ。IR受光部の延長が可能なIR延長受光部を標準で装備する。

・「SDシリーズ」
 全モデルに「STEALTH Digital Processing(ステルス・デジタルプロセッシング)」を搭載したデジタル・ミキシング・コンソール。フローティングポイントで動作する最新のFPGAテクノロジー「Super FPGA(Field Programmable Gate Array)」をベースに、高性能チップ「TigerSHARC」を搭載し、高い処理能力とフローティングポイント演算による広大なヘッドルームやダイナミックレンジを実現する。全モデルに、タッチセンサー方式の大型15インチTFTディスプレイも採用。視認性に優れ、効率的なオペレーションが可能だ。

・「AIRLINE LA12」
 3-Wayフルレンジのラインアレイ・モジュール。超低歪率の低域ドライバーや高感度の中域ドライバーの採用により、優れた音圧を引き出す。独自のアニュラー・リングダイアフラムを搭載した平面波ドライバーにより、線状音源を構成し、優れた指向性コントロールと再現性の高いサウンドを実現する。

【スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト株式会社】
■STUDER製品の新型コンソール「VISTA X」を日本初披露
 2014年4月にNABショーにて発表されたSTUDER製品の新型フラッグシップコンソール「VISTA X」を日本初披露するほか、各地に納入されて高い好評を得ているSTUDERの音声卓「VISTA 5 M3」「VISTA 1」「OnAir 3000」「OnAir 2500」「OnAir 1500」の全モデルを展示予定。
 また他の取扱いメーカー製品として、Grass Valleyの「GV Directorコンパクトプロダクションセンター」「K2 Summit 3Gビデオサーバー」「K2 Dyno Sリプレイシステム」、RT Softwareの「tOG Sportsスポーツグラフィックス」と「K2 Dyno」のインテグレーション、Bannister Lakeの「Score Bugサッカーグラフィックス」(参考出品)と「GV Director」のインテグレーション、LSBの「VSM統合スタジオコントロールシステム」(参考出品)などを展示する。

・「GV Directorコンパクトプロダクションセンター」
 スイッチャー、ビデオサーバー、グラフィックジェネレーター、およびマルチビューワーの機能を統合したノンリニアプロダクションプラットフォーム。HD/SD-SDIは8入力4出力(エンべデッドオーディオ対応 16ch)、アナログオーディオは2入力4出力。タッチスクリーンモニター(オプション)により、容易な操作が可能だ。

【株式会社ファーストエンジニアリング】
■ライティングコンソールの世界的トップシェアを誇る「AVOLITES」、フランスの新進気鋭のLEDムービングパネルを代表とするLED機器「AYRTON」などを出展
 AVOLITESがこの秋発表した期待のライティングコンソール「AVOLITES Quartz」、フランスの新進気鋭のLEDムービングパネルを代表とするLED機器「AYRTON」などを出展する。なかでも「AVOLITES Quartz」は先頃開催されたPLASA Londonで初披露された製品。発表前から話題になり、PLASAの会場では常に人だかりができていたという。日本では今回のInterBEE 2014が日本初披露の場となる。

【ヒビノ】
東京都港区港南3-5-14
URL:http://www.hibino.co.jp/
Inter BEE ブース:プロオーディオ部門 /ホール1 /1309

最新のLEDディスプレイ「HCV16-4K」(左)、4K対応LEDプロセッサ「HLC-4K」(右)

最新のLEDディスプレイ「HCV16-4K」(左)、4K対応LEDプロセッサ「HLC-4K」(右)

デジタル・ミキシング・コンソール「SDシリーズ」の1つである「SD5」(左)、STUDER新コンソール「VISTA X」

デジタル・ミキシング・コンソール「SDシリーズ」の1つである「SD5」(左)、STUDER新コンソール「VISTA X」

Grass Valley「GV Director」(左)、JBL PROFESSIONAL「VTX-V20」

Grass Valley「GV Director」(左)、JBL PROFESSIONAL「VTX-V20」

CODA AUDIOのラインアレイスピーカー「AIRLINE LA12」

CODA AUDIOのラインアレイスピーカー「AIRLINE LA12」

#interbee2019

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