【NAB Show 2018】DJI 高精度なジンバル用ツール「Master Wheels」を出展デモ

2018.4.25 UP

NAB Show 2018のDJIブース

NAB Show 2018のDJIブース

新製品「Master Wheels」

新製品「Master Wheels」

新製品「Force Pro」

新製品「Force Pro」

 DJIはNAB Show 2018で、新製品「Master Wheels」 、「Force Pro」 を出展した。
 Master Wheelsは3つのホイールでパン/チルト/ロールを制御する高精度なジンバル用ツール。Ronin2やRonin Sに対応しており、他社製の電動ジンバルも制御可能。会場での展示デモでは、重量感のある金属ホイールと高分解能の光学センサーにより、微妙な動きも高精度にジンバルに伝達ができる点をアピールしていた。これは、光学式エンコーダーがホイールの動きを検知し、その動きを変換するアルゴリズムによる。
 モジュラー設計のため、スペースの制約のある撮影現場などでは、ホイールとコントロールモジュールを取り外し、無線トランスミッターやケーブルで接続して使うことができる。また、外付けモニターなどのアクセサリーを取り付けるためのねじ穴(1/4インチ、3/8インチ)があり、車両や三脚、ミッチェルマウントを搭載したプラットフォームなどに取り付けることも可能だ。

 Force Proは、高分解能な3次元ジャイロセンサーを搭載しており、オペレーターの動きを正確にジャンバルの動きと同期させ、滑らかな映像を実現する。会場の展示コーナーではForce Proと Ronin2との動きを完全に同期した動きを披露した。 一体型のコンパスと慣性計測装置により、 正確な動きを捉えてジンバルのドリフトを防ぎ、常にフレーム内に被写体を収めることができる。ワイヤレス伝送には、2.4/5.8GHzを備え、10ミリ秒という低遅延を実現している。モーションキャプチャストレージ機能によって、リグの動きを再現できる。また、接続干渉を避けるためにケーブル接続による操作も可能だ。
 バッテリー駆動時間は最大5時間。DC-INポートやUSB-Cポート、CANBUSポートなど外部からの充電も可能。Force ProもDJI製以外のジンバルに対応しており、映像制作の幅を大きく広げそうだ。

 新製品の「Master Wheels」と「Force Pro」は、DJI公式オンラインストアと正規販売代理店で先行予約を受けて受けており、 Master Wheelsは、3軸一式モデルが1,036,000円、2軸モデルが776,000円、 単一ホイールコントロールモジュールが326,000円。Force Pro156,000円(すべて税込)。出荷は6月を予定しているという。

(NAB Show 2018取材班)

NAB Show 2018のDJIブース

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新製品「Master Wheels」

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新製品「Force Pro」

新製品「Force Pro」

#interbee2019

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