【Pre Inter BEE 2013】映像技術交流会 Inter BEE 2013で「技術交流カフェ」を開催 「垣根を越えたフラットなコミュニケーション」の場として3日間にわたり運営

2013.11.13 UP

巨大な会場地図が用意されている。さまざまな情報が載せられる予定

巨大な会場地図が用意されている。さまざまな情報が載せられる予定

昨年の映像・技術交流会のエリア。和気藹々と現場のプロ同士の交流が行われた

昨年の映像・技術交流会のエリア。和気藹々と現場のプロ同士の交流が行われた

 映像制作・編集のプロの情報交流会「映像・技術交流会」が、昨年に引き続きInterBEE2013に参加する。今年は、ホール4の2階で『技術交流カフェ』を展開する。
 メーカーやユーザー、代理店や販売店などの垣根を越えたフラットなコミュニケーションが出来る場所を提供し、ユーザー同士が日頃疑問に感じている事、現場で困っている事などを共有、交流し解決していくというコンセプトのもと、運営される。
 ブース内はカフェのようなゆったりとしたスペースの中に会場マップが掲示され、InterBEEのベースステーションのように利用できる。また、映像・技術交流会メンバーによるセッションも企画されている。
(上写真がホール4の2階にある「技術交流カフェ」。テラスのような場所で会場を見渡すことができる)

■技術交流カフェ イベント(1)「カラーグレーディング基礎講座」
■Blackmagic Pocket Cinema Camera とDa Vinci Resolve 10 Liteを使用しわかりやすく解説
 Inter BEE 2013 初日の11/13(水)16:00から、インターセプター田巻源太氏によるカラーグレーディング基礎講座が開催される。
 カラーグレーディングとは、4Kやデジタルシネマに加えRAWやLOGで撮影出来るカメラが増えていく中で必要な工程。Blackmagic Pocket Cinema CameraとDaVinci Resolveの登場で手軽にその環境を体験することができるようになった。カラーグレーディングはテクニカルな部分を含め様々な要素が複合する。
 新しくリリースされたDaVinci Resolve 10 Liteを使用し素材の取り込みからグレーディングの基礎、書き出しまでの工程を一通りレクチャーします。その中で色を調整する事の楽しみや重要性を理解することができる。
 カラーグレーディングを知りたい人、カメラマンや制作者を対象に、基本を理解するためのわかりやすく幅広い解説を行う。
 また、イベント後、DaVinci Resolve User Group JAPANによるユーザーミーティングが同場所で開催される予定。
【講師プロフィール】
田巻源太(たまき げんた)
株式会社インターセプター 映像制作部部長
自主映画、商業映画の制作部助手から業界入りし、テレビ・ラジオ制作においてディレクターを経験。その後、株式会社エアフレイムにてポストプロダクション業務を開始、
Final Cut Proを核にスタジオの設計し、実制作作業も担当。
2010年、インターセプター入社、ポストプロダクションを立ち上げ、現在に至る。
劇場映画、PV、ライブ映像で、編集、カラーグレーディング、ディレクションを手がける。
株式会社インターセプター
http://www.interceptor-inc.com/


■技術交流カフェ イベント(2)「実践プラグイン研究会!」
■Autodesk Smoke 2013と各種プラグインソフトを使用した効果的な制作手法
 Inter BEE 2013 2日目11/14(木) 17:00から 、Khaki 水野正毅氏のAutodesk Smoke 2013によるデモとプラグイン研究会が開催される。
 プラグインの使い方は千差万別で人によって使い方も変わる。プラグインを使い実際にいかにして効果的な映像を制作できるかが重要だ。昨年同ブースで登壇した水野氏を招き、プラグインについて解説してもらう。
 フラッシュバックの協力のもと、Sapphire、Monsters GT、ReelSmart MotionBlur、Twixtorなどを使用し、来場者を交えプラグインやキーイングに対する疑問などを共に解決していく。これらのパラメーターはプラグイン間で同一でSmokeユーザーだけでなくAfterEffectsユーザーやビジュアルエフェクト、コンポジターの方などには必見の内容になる。
 「ROBUSKEY」でお馴染みのISPの井上氏も登壇。プラグインの開発の話も聞くことができる。
【講演者プロフィール】
水野正毅(みずの まさき)
 2002年にIMAGICA永田町スタジオに入社。主にCMやPVをflame/smokeを使って合成、編集をする。2007年にフリーランスとなる。flameを使い、CMやPVなど年間40本以上の作品を仕上げる。
 2012年、フリーランスの仲間と共にスタジオ「khaki」を設立。Smoke on macを導入し、仕込みから仕上げまで幅広く対応している。

■技術交流カフェ イベント(3)Editor’s Linkの藤森女史が女性の視点で映像制作の現状をテーマに、ゲストを招いてトーク 
■タイトル「エディターの未来〜わたしずっと映像のこと好きなんです!」
 Inter BEE 2013の最終日、11/15(金)の 13:30から、 SIGNARISE 藤森春花氏によるトークセッションが開催される。Inter BEEでは、放送・映像制作の機材が多数登場するが、「映像・技術交流会」では、それらを操る人の手こそ重要と捉え、現場の制作環境に疑問を抱き、編集者をネット上で探せるWebサービス「Editor's Link」を自らの手で立ち上げた藤森春花氏に、エディターである立場や女性ならではの視点でエディターという職種について熱く語ってもらう。ゲストには、元映広で、現バックアップ代表のプロデューサー豊里泰宏氏を迎え、それぞれ別の立場から映像業界の明るい未来を探っていく。
 「来場者と共に、日本の映像制作における課題や、解決方法などを語り合う場を作る。制作部やプロデューサー、編集者などに是非ご覧いただきたい」(映像技術交流会)という。
【講師プロフィール】
藤森春花(ふじもり はるか)
 SIGNARISE代表。
 都内のポストプロダクション勤務を経て、2010年に独立。外資系商品等のTVCMの映像制作を中心に活動の幅を広げ、現在は各種映像・Webコンテンツのプロデュースを手掛ける。

【ゲストプロフィール】
豊里泰宏(とよさと やすひろ)
 株式会社バックアップ代表 プロデューサー
 2001年㈱映広入社。主にドラマ、映画の現場技術・ポストプロのコーディネートに携わる。2013年2月に㈱バックアップ設立。

【Pre InterBEE 2013】では、11月13日から15日までの3日間、千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2013の出展企業の出展内容をお伝えしております。

 ※Pre Inter BEE 2013は本記事で終了です。次からはいよいよInter BEE 2013の会場レポートをお送りします!
 

巨大な会場地図が用意されている。さまざまな情報が載せられる予定

巨大な会場地図が用意されている。さまざまな情報が載せられる予定

昨年の映像・技術交流会のエリア。和気藹々と現場のプロ同士の交流が行われた

昨年の映像・技術交流会のエリア。和気藹々と現場のプロ同士の交流が行われた

#interbee2019

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