【NAB SHOW 2013】朋栄 4Kカメラの制作を実演

2013.4.5 UP

HVS-XT100
HVX-XT110

HVX-XT110

FA-1010

FA-1010

 朋栄は、8日から米国で開催される「2013NABショー」の出展概要説明会を開催し、「Continuous Innovation」と、4K制作に向けた「FOR-A for a 4K Future」をテーマに、多数の製品を展示すると発表した。

■「FT-ONE」、「FT-1RCP」などNABで初出展
 NABショーに初出展する4K高速度カメラ「FT-ONE」は、同じく初披露のCCU「FT-1RCP」および、スイッチャー「HVS-4000HSA」やルーター、テロップ装置「デジストーム4K」など参考出展の製品も活用してプレゼンテーションを展開。4Kシアターでは約十分の上映をする。

■新スイッチャー「HVS-XT100」「HVS-XT110」を発表
 新製品ではHD/SDの1M/E型ポータブルスイッチャー「HVS-XT100」(分離型)「同XT110」(一体型)を発表する。
 「100」はHD/SD-SDI8入力4出力、モニター用のHDMI出力を標準装備する。拡張性が高くアナログやPC、HDMIの入出力を追加できる。フレームシンクロナイザーとプロセスアンプを全入力に搭載したほか、キーヤーとDSKは各2系統。2.5D DVEは本線やAUXにも割り当てられる。PCやタブレットのブラウザーから制御もできる。
 「110」は標準でHD/SD-SDI12入力6出力、HDMI1出力。3Uサイズで可搬性を重視している。発売時期や価格はいずれもNABショーの会場で発表する。

■多機能マルチチャンネル シグナルプロセッサー「FA-1010」
 また、マルチチャンネルのシグナルプロセッサー「FA-1010」は、マルチチャンネル化の要望に応えており、1Uサイズの筐体で4スロット10系統の3G-SDI信号の入出力に対応する。
 機能は、フレームシンクロナイザーおよびカラーコレクター、音声のディレー調整やリマップ、サンプリングレートコンバーターを搭載。アナログコンポーネント入出力、ドルビーEエンコーダー/デコーダー、ラウドネスなどのオプションも用意している。LAN経由でのPC操作も可能。4K対応のアップグレードも予定している。
 製品担当でインカム・プロップ開発部グループ長の小倉一氏は、活用場面として回線受けやルーター機能を利用した簡易スイッチャーを挙げ「さまざまな提案をしていきたい」と話した。
 このほかデュアルチャンネルシグナルプロセッサー「FA-9520」やマルチビューワー「MV-1620HS」を展示。「LTS-50」はLTOライブラリーと接続し実演する。
 清原克明社長は、「国内の動きは堅長で、3月には富山テレビ放送の報道サブシステムを構築、海外市場では東南アジアと南米に注力している」と報告した。またアラブ・ドバイの展示会に出展し「日本メーカーのプレゼンスを発揮できた」と述べた。

 同社ではまた、NAB特設サイト(http://www.for-a.com/nab)を開設。最新情報、新製品情報などの情報を発信している。

HVX-XT110

HVX-XT110

FA-1010

FA-1010

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