【NEWS】クロスデバイス VR映像コンテンツ制作で韓国MOOOVRと提携 国内外で8KVR映像制作を積極化

2016.6.23 UP

MOOOVRが制作した8K撮影によるVRミュージックビデオ

MOOOVRが制作した8K撮影によるVRミュージックビデオ

MOOOVRが開発した8K撮影用のリグ

MOOOVRが開発した8K撮影用のリグ

クロスデバイスの早川社長

クロスデバイスの早川社長

 VR映像コンテンツ制作を展開するクロスデバイスは、韓国のVR映像制作会社「MOOOVR」(ムーバー)と提携し、国内外の高精細VR映像制作に取り組むと発表した。
 MOOOVRは、韓国で高精細のVR映像制作の実績を持ち、人気音楽アーチストのVRコンテンツを多数制作している。特徴は、VR映像配信で高精細なHDR映像をスムーズに表示できる点にあり、高精細VR映像の撮影・制作・配信におけるノウハウを持つ。独自のリグを開発し、8Kカメラを用いた360度撮影によるVRコンテンツで注目を集める。
 クロスデバイスは、国内で5年におよぶVR映像制作の実績を持ち、VR映像コンテンツの企画・撮影・制作や、ライブ配信、VR広告制作などでさまざまなイベント、企業映像などを制作してきた。昨年11月には、WOWOWのイベント「ザッツ・ワンダーテインメント!! TOUCH! WOWOW 2015」で、プロテニスプレーヤーの錦織圭による有明コロシアムでのスペシャルマッチを360度映像撮影し、六本木のニコファーレに設置した100台のHMDにライブ配信するイベントを担当したほか、さまざまなイベントのVR映像配信を手掛けている。
 同社社長の早川達典氏は、今回のMOOOVRとの提携のねらいについて次のように話す。
 「クロスデバイスはこれまで5年にわたりVR映像制作を手掛けてきたことで、高精細な映像制作のノウハウを蓄積し、多くの実績を築いてきた。そうした中、昨年来のVR需要の高まりの中で、VR映像の高品質化への要望がより高まってきている。今回のMOOOVRとの提携で、さらに高精細なVR映像コンテンツを提供していきたい」(早川氏)
 両社は7月から、制作スタッフ間の人的な交流を開始し、制作協力や技術面での連携などを進めていくほか、コンテンツ面でも国内のVRコンテンツの海外提供などで協力していく計画という。
 クロスデバイスはまた、高精細VR映像ライブ配信の一環として、自社開発のライブストリーミング技術「idoga VR LIVE」を駆使した映像配信や、NTT AT、NTT研究所が開発した8K360度映像配信技術「パノラマ超エンジン」を用いたリアルタイム全天周映像のインタラクティブ配信も実施している。6月29日から東京ビッグサイトで開催する「先端コンテンツ技術展」にブースを出展し、MOOOVRのVR映像デモやパノラマ超エンジン、idoga VR LIVEなどのデモを実施する。

MOOOVRが制作した8K撮影によるVRミュージックビデオ

MOOOVRが制作した8K撮影によるVRミュージックビデオ

MOOOVRが開発した8K撮影用のリグ

MOOOVRが開発した8K撮影用のリグ

クロスデバイスの早川社長

クロスデバイスの早川社長

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