【Inter BEE 2016 TV】ユアサ工機 中継車用伸縮ポールシステム向けの「多軸パンチルト台システム」を開発 耐荷重20kg、最大3機の搭載機器を別方向に駆動可能に

2016.11.25 UP

電動拡幅装置

電動拡幅装置

 ユアサ工機はInter BEE 2016に出展し、 中継車用伸縮ポールシステム(YT1810D)に、新製品「多軸パンチルト台システム」を搭載して出展。その他「電動小型拡幅装置500st」「SWIFTマスト」などの新製品を展示した。
 
■中継車両用伸縮ポール用「多軸パンチルト台システム」
 現行のパンチルト台は、左右のLブラケットに機器(伝送機やカメラ等)を搭載できる仕様だが、左右の俯仰方向が同じ軸であるため、同位相でしか向き先を指定できなかった。今回紹介した新製品「多軸パンチルト台システム」は、左右のLブラケットを独立した軸にすることにより、左右の俯仰角方向を独立して運用できる。
 また、搭載荷重を従来の15kgから20kgとし、重量物も搭載可能な仕様を実現。パンチルト雲台の頭部にはさらに独立したパンチルト雲台を搭載できる。これにより、旋回俯仰方向が計5軸となり、最大3機の搭載機器を別方向に駆動できる仕様となっている。

■「電動小型拡幅装置 500st」
 従来の油圧式拡幅装置は重量物のため、車両によっては制限重量の関係で搭載が不可能だった。「電動小型拡幅装置 500st」は、小型トラックにも搭載可能な仕様の拡幅装置を開発。従来の油圧式拡幅装置500st に対して40%の軽量化を実現した。搭載重量700kgに対して本装置は500kg となる。

■「SWIFT マスト」
 「SWIFTマスト」はTPMマストシリーズの後継機種。4mから最伸長10mまで1mごとに選択できる新シリーズ。伸長段に付帯するロッキングバルブがTPMマストシリーズではねじ込んで固定するタイプだったが「SWIFT マスト」はワンタッチでレバーを押し込めば、固定が可能。さらに標準装備の3脚スタンドは折り畳んでマストに搭載したまま持運び可能。オプションとして持運び用のキャスタータイヤも搭載できる。

【ユアサ工機(株)】
本社住所
〒701-0144 岡山県岡山市北区久米6番地
URL
http://www.yuasakk.co.jp
http://mast.yuasakk.co.jp/40

電動拡幅装置

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#interbee2019

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