【NAB Show 2013】FUSION-io カード型ストレージ「ioFX」の新モデルを発表  従来の4倍1.6TB容量で転送速度1.4GB/secを実現

2013.4.8 UP

チーフサイエンティストを務めるスティーブ・ウォズニアック氏
ビジュアルコンピューティング責任者ヴィンセント・ブリスボワ氏

ビジュアルコンピューティング責任者ヴィンセント・ブリスボワ氏

HPのジェフ・ウッドVP(右)とウォズニアック氏

HPのジェフ・ウッドVP(右)とウォズニアック氏

 FUSION-iOは、ワークステーション向けのカード型ストレージ「ioFX」の新モデルとして1.6TB版を発表した。従来の420GBモデルの約4倍の容量となる。
 同製品は通常のSSDなどディスクと異なり、PCIエクスプレスボード上にNANDフラッシュを直接搭載する。ホストCPUに近い場所に設置することで、転送速度1.4GB/sec、書き込み速度1.1GB/secという高速処理が可能となり、2Kや4K、5Kといった高解像度映像をスムーズに扱うことができる。
 4K編集やDI(デジタルインターミディエート)、VFX制作などを対象とする。OSはウィンドウズ7/8、OS X 10.6以上など。
 アップルの共同創始者として知られ、現在チーフサイエンティストを務めるスティーブ・ウォズニアック氏は「ケーブルごしにディスクを設置すると転送速度が上がらずボトルネックとなるが、FUSION-ioはフラッシュをメモリーとして使う。私たちはサーバー内に直接チップを入れた最初の会社だ」と説明する。
 消費電力は約20W。製品寿命は3年保障だが、読み書きの分量に応じるという。発売は今夏。価格は未定だが、420GB版は1,995$。
 ioFXの駆動状況をリモートモニタリングするなどの最適化ソフトウェア「IO Sphere」やSDKも用意している。
 さらにHPとアライアンスを結び、ワークステーション(Z800、Z620、Z420)に搭載した。従来はサーバーにインストールしたモデルのみだった。
 Z820は高解像度映像を制作する”究極”のワークステーションとしてHPブース(SL9605)で紹介する。
 ioFXはアドビやNVIDIA、ソニーなどの4K編集コーナーでもデモを見られる。

ビジュアルコンピューティング責任者ヴィンセント・ブリスボワ氏

ビジュアルコンピューティング責任者ヴィンセント・ブリスボワ氏

HPのジェフ・ウッドVP(右)とウォズニアック氏

HPのジェフ・ウッドVP(右)とウォズニアック氏

#interbee2019

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