【Inter BEE 2015】ネットワールド/日本IBM オール・フラッシュSANストレージと次世代テープ・ソリューションを出展 「FLAPE」による8K時代を見据えた新たなワークフローを提案

2015.11.12 UP

超高速共用ストレージのIBM FlashSystem

超高速共用ストレージのIBM FlashSystem

10TBの容量を誇るTS1150 テープ・ドライブ

10TBの容量を誇るTS1150 テープ・ドライブ

最大15PBの容量をサポートするTS4500 テープ・ライブラリー

最大15PBの容量をサポートするTS4500 テープ・ライブラリー

日本IBMの藤原 忍氏(左)とネットワールドの竹内 麻子氏

日本IBMの藤原 忍氏(左)とネットワールドの竹内 麻子氏

 ネットワールドと日本IBMは、11月18日(水)から20日(金)まで、幕張メッセで開催するInter BEE 2015に出展する(ホール3、ブース番号3104)。ブースではフラッシュメモリーとテープのメリットを活かした「FLAPE(フレープ)」関連のストレージソリューションを展示する。4K/8K編集に対応した超高速共用ストレージのIBM FlashSystem、4K/8K対応のアーカイブソリューションなどだ。アーカイブソリューションはIBMの最新テープ・ライブラリーをシスコ製サーバーで制御するもの。IBMおよびシスコのディストリビュータであるネットワールドの協力で実現した。ロボットアームが10TBの容量を誇るJDテープ・カートリッジを自動で着脱するアーカイブ・オートメーションを実演する。

■SSDの性能を凌ぐ独自アーキテクチャで、8K映像の編集を効率化するIBM FlashSystem
 4K化の流れが加速する中、次のフェーズに控えるのが8K化への対応だ。4K対応への投資に加え、新たに8K化の投資をするのは大きな負担となる。IBMが提案するのは、次期フェーズの8K化を見据えた投資の中で、4K対応を実現していくアプローチ。その技術キーワードが「FLAPE」である。高速なフラッシュメモリーと安価なテープを組み合わせ、撮影・編集・アーカイブといった映像制作のワークフロー全体の最適化を支援する。今回ブースでは、将来の8K時代に対応する編集およびアーカイブ向けの最新ソリューションを展示する。
 その1つが、4K/8K編集が可能な超高速共用ストレージのIBM FlashSystemだ。最大の強みは、わずか2Uユニットでありながら毎秒10GBのデータ読み取りが可能なこと。毎秒8GBに達する8K DPX 60pの実時間転送速度を超えるハイパフォーマンスで、SSDでは困難な4K/8K編集作業の効率化に貢献する。
 このハイパフォーマンスを支えているのが、IBM独自のアーキテクチャを採用したオール・フラッシュSANストレージ。ユニットのコントローラを1つに集約し、メモリーモジュールを追加することで拡張していける。コントローラを統合したことで、並列配置したSSDで懸念されるコマンド処理のオーバーヘッドを回避できるという。「外観はSSDのように見えますが、全くの別物。ブースでは展示したIBM FlashSystemのメモリーモジュールを引き出し、その“はらわた”まで見てほしい」と日本IBMの藤原 忍氏は意気込む。

■非圧縮データを毎秒360MBで転送可能なTS1150 テープ・ドライブ
 アーカイブ向けの最新ソリューションとしては、エンタープライズ向けのTS1150 テープ・ドライブ、TS4500 テープ・ライブラリーなどを展示する。
 TS1150 テープ・ドライブはLTFS(Linear Tape File System)対応で、ディスクのような感覚でテープ上のファイル操作が可能だ。容量10TBで連続データ転送速度は毎秒360MB(いずれもデータ非圧縮時)。「10TBの容量を誇る3592 JDテープ・カートリッジに対応し、約7TBにもなる4K DPX 10bit 60p 1時間尺のファイルも十分に収容できます。映像素材ファイルの保存はもちろん、コンパクトな搬送媒体としても有効です」と藤原氏は語る。

■TS4500 テープ・ライブラリーとシスコ製サーバーを組み合わせた検証済みモデルを出展
 一方、TS4500 テープ・ライブラリーは汎用LTOドライブのほか、TS1150 テープ・ドライブを搭載可能。TS1150テープ・ドライブおよび10TB JDテープ・カートリッジを併用することで、わずか2平米の設置面積で最大15PBの容量をサポートする。「これで5万5千時間分の4K XAVC 60pのファイルを収容することが可能」(藤原氏)という。
 TS4500 テープ・ライブラリーはネットワールドの協力を得て、2Uユニットのシスコ製サーバーで制御するシステムを構築した。ネットワールドは日本で唯一のIBMおよびシスコ両社のディストリビュータ。「両社の製品の強みを活かしてソリューション化し、様々な検証を重ねています」と話すネットワールドの竹内 麻子氏。
 展示するのは検証済みモデル。どのような状況で、どれだけのパフォーマンスが得られるのか。詳細な実測データがある。「ぜひブースを訪れ、声をかけてほしい。4K/8K映像のリード/ライトのパフォーマンスなどについて、詳しくお答えする用意をしています」と藤原氏は述べる。検証済みモデルをベースにすることで、機能拡張やチューニングのニーズにも柔軟かつ迅速に対応できるという。
 日本IBMは同ブースへの出展のほかに、アストロデザイン(ホール3、ブース番号3406)、グラスバレー(ホール2、ブース番号2311)ともデモ連携を行う。次世代テープ・ソリューションを活用した4K/8K番組制作システムのデモを行い、FLAPEによる新たなワークフローを紹介する。
 今後はFLAPEの一環としてクラウドの活用も見据える。IBMのクラウド「SoftLayer(ソフトレイヤー)」との連携による、4K/8K映像のメディアセット管理を効率化するソリューションの検証を進めていくという。

超高速共用ストレージのIBM FlashSystem

超高速共用ストレージのIBM FlashSystem

10TBの容量を誇るTS1150 テープ・ドライブ

10TBの容量を誇るTS1150 テープ・ドライブ

最大15PBの容量をサポートするTS4500 テープ・ライブラリー

最大15PBの容量をサポートするTS4500 テープ・ライブラリー

日本IBMの藤原 忍氏(左)とネットワールドの竹内 麻子氏

日本IBMの藤原 忍氏(左)とネットワールドの竹内 麻子氏

#interbee2019

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