【After NAB】共信コミュニケーションズ 4K対応光伝送システム「PROTECH LS-750/850」を展示 7月発売開始へ向け日本初出展

2013.6.9 UP

にぎわう共信コミュニケーションズのブース
SONYの4Kカメラ「PMW-F55」にVマウントで装着したカメラアダプタ「LS-750」

SONYの4Kカメラ「PMW-F55」にVマウントで装着したカメラアダプタ「LS-750」

ベースステーション「LS-850」(画面中央下)

ベースステーション「LS-850」(画面中央下)

カメラアダプタ「LS-750」

カメラアダプタ「LS-750」

ベースステーション「LS-850」

ベースステーション「LS-850」

 共信コミュニケーションズは5月31日、秋葉原の富士ソフト アキバプラザで開催したAfter NAB SHOW2013において、ローコスト中継・収録用4K光伝送システム「PROTECH LS-750/850」(日本ビデオシステム製)を展示した。国内では初の展示となる。
 「PROTECH LS-750/850」は、カメラアダプタ「LS-750」とベースステーション「LS-850」で構成される。4K映像とモニター用の3G/HD-SDI映像を伝送できる(4K映像は、3840/60P、もしくは4096/60Pの4K映像信号。モニター用の映像は、1080/60P、もしくは1080/60i)。4K映像は、4回線の3G-SDIで伝送する。
 会場では4Kカメラ「SONY PMW-F55」にVマウントで光伝送システムのカメラアダプタ「LS-750」を接続し、1本の光ケーブルによるベースステーション「LS-850」への伝送をデモした。

■最長2Kmの伝送が可能 カメラへの電源供給も
 1本の光ケーブル(SMPTE/アライブケーブル)で、 SDI規格上の全データ(音声データ、アンシラリーデータなど)を伝送するほか、1系統のリターン映像信号(3G/HD-SDI、1080/60P、もしくは1080/60i信号)、カメラリモート制御信号、インターカム音声(2系統)、ゲンロック信号なども伝送可能。さらに、装着するカメラへの電源も光ケーブルを通じて供給できる。光ケーブルで伝送可能な距離は電源供給時で最長2kmにおよぶ。

■4K映像記録と伝送の同時処理が可能
 カメラアダプタ「LS-750」はコンパクトな筐体で、Vマウントにより各種カメラに簡単に装着できる。PROTECHの開発元である、日本ビデオシステム 東京営業所統括の亀山悦郎氏は「LS-750」について次のように話す。「5系統の3G/HD-SDI入力にすべてアクティブスルー出力が装備されている。これにより、カメラアダプタ上のローカルレコーダーでカメラ映像を手元で記録しつつ、同じ映像の光伝送ができる」。
 同機はまた、ソニー社製/パナソニック社製/池上通信機社製、などのカメラリモートコントローラーを接続できる。また、100MbpsまでのIP通信機能を装備しており、カメラ周辺機器のリモート制御も可能だ。
 現在開発中で「本製品を日本で展示するのは初めて」(同氏)という。「今回のデモシステムは、ビルトインユニットを用いており、スタジオカメラ風に仕立てることができる」。7月発売開始予定で価格は300万円を想定している。

SONYの4Kカメラ「PMW-F55」にVマウントで装着したカメラアダプタ「LS-750」

SONYの4Kカメラ「PMW-F55」にVマウントで装着したカメラアダプタ「LS-750」

ベースステーション「LS-850」(画面中央下)

ベースステーション「LS-850」(画面中央下)

カメラアダプタ「LS-750」

カメラアダプタ「LS-750」

ベースステーション「LS-850」

ベースステーション「LS-850」

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