【NEWS】ソニー 鹿島アントラーズのホームスタジアムに最新放送・配信設備を構築 地域の情報発信力の強化を視野に4K、ITベースのインフラ構築も

2013.2.15 UP

カシマサッカースタジアム(写真提供:KASHIMA ANTLERS)

■Jリーグで初の放送・配信設備 4K、ITインフラ構築を視野に
 ソニーは2月15日、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ、鹿島アントラーズ・エフ・シーのホームスタジアムである、茨城県立カシマサッカースタジアム(以下、カシマサッカースタジアム)に、同社の最新技術を駆使した放送・配信設備が採用されたと発表した。
 これまで、Jリーグの放送は中継車を用いていたが、今回は、Jリーグが開催されるサッカースタジアムとしては初めて、テレビ中継機能のある映像制作システム・中継設備(スタジオ)を構築する。今後の 次世代高画質映像4KやITをベースとしたインフラ構築などを見据えているという。スタジオは2013年3月に完成予定。
 また、スタジオ構築以降にもソニーの有する各種放送業務用機器・ソリューションを主軸にカシマサッカースタジアムの『ハイテクスタジアム』化を推進する方向で、 鹿島アントラーズと協議を進めているという。

■地域の番組、情報発信を可能にする「地域メディアセンター構想」を計画
 鹿島アントラーズは、2010年度からテレビ中継制作業務の委託を受け、ホー ムゲームの番組制作を行っている。2013年度からは、カシマサッカースタジアムに常設される新規中継設備を活用し、サッカーの試合中継だけでなく、将来的には地域の番組や情報発信を可能とする、地域メディアセンター構想を実現する計画。
 カシマサッカースタジアムが高機能の中継設備を常設することにより、地域の情報発信力の強化にもつながり、様々なコンテンツが楽しめる環境が整う。

■ソニー プロ用ソリューション事業でスポーツ関連ビジネスを重点強化領域に
 ソニーは、プロフェッショナル・ソリューション事業においてスタジアムを含むスポーツ関連ビジネスを重点強化領域と位置付けており、米国のレンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントンやイタリアのユヴェントス・スタジアムなどに映像制作システムや大型映像設備、デジタルサイネージを導入するなど、世界各国のスタジアムへ最新鋭のソリューションを展開してきた。
 ソニーの子会社でテニスやサッカーなどに判定技術のサービスを提供するホークア イ(Hawk Eye)も、スポーツ・ビジネスを加速させる上で重要な差異化事業と位置付けている。

#interbee2019

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