【NAB Show 2013】池上通信機 ARRIとの協業によるカメラ「HDK-97 ARRI」を発表

2013.4.11 UP

HDK-790 GX

HDK-790 GX

超高感度3CMOS HDTVカメラ

超高感度3CMOS HDTVカメラ

 池上通信機は、ARRIとの協業により、最新のデジタルシネマ技術を搭載した新たなコンセプトのシステムカメラ「HDK-97 ARRI」を発表。NABの会場で技術展示を行った。
 フィルムライクな画作りを可能にした新しいコンセプトのシステムカメラ。スタジオ収録、屋外中継など、放送局の運用で利用でき、効果的な番組制作をサポートする。 Super35MM CMOSセンサ、PLレンズの採用と池上が持つ放送用カメラのノウハウを活かしており、映画制作でも優れた運用性と高画質を可能にする。
 池上通信機が開発した3G FPGA/DSP技術により、リアルタイムでグレースケール、カラー、ディテールの調整ができる。レンズマウントには、ARRIのステンレススチール製のPLレンズマントを採用。カメラヘッド、CCU間の映像伝送は、UnicamHD HDK-97Aで実績のある高性能3G伝送技術を採用している。各種信号を多重伝送し、光ファイバーケーブルで、最大2kmまで伝送する。コントロールには、池上のネットワーク対応コントロールパネル「OCP-200」、「MCP-200」を用いることで、これまでの放送用カメラシステムと違和感のなく運用できる。
 UnicamHDの新たなラインアップとして、放送局、プロダクションなど放送市場に対し、幅広く販売を展開していく。

■「Flexibility for the future - Unicam」をテーマに出展
 池上通信機ブースは、今回\"Flexibility for the future - Unicam\"をテーマに出展しており。上記のスーパー35㍉フォーマットCMOS撮像素子とPLレンズマウントを採用した「UnicamHD」の新機種「HDK-97 ARRI」の技術展示をはじめ、高性能CMOSセンサーを採用し、スミアレス・広ダイナミックレンジを実現する「HDK-95C」、多機能スタンダードカメラ「HDK-790GX」など、放送用システムカメラUnicamHDのラインアップを紹介している。
 また、月明かりでもHDフル動画カラー映像をとらえる超高感度カメラや超小型カメラヘッドの「HDL-23」、カラー液晶モニター「HLMシリーズ」、3M/Eビデオスイッチャー「HSS-330」、ミリ波HD映像伝送装置「GL-60」など、最新の放送機器を多数出品している。

■超高感度3CMOS HDTVカメラを技術展示
 技術展示の超高感度3CMOS HDTVカメラは、月明かり程度の0.02lxでカラー動画の撮影が可能な情報カメラ用の超高感度小型カメラ。会場では、明かりの差し込まない暗室にカメラを設置してデモを行っている。

HDK-790 GX

HDK-790 GX

超高感度3CMOS HDTVカメラ

超高感度3CMOS HDTVカメラ

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