【Inter BEE 2014】アストロデザイン 小型・軽量2kgのキューブ型8Kカメラヘッド「AH-4800」で機動性向上 「マイクロタイル」を50台使用した大型映像システムも展示

2015.1.16 UP

マイクロタイル50台を使った高精細大型映像

マイクロタイル50台を使った高精細大型映像

アストロデザインブース

アストロデザインブース

 アストロデザインは、超高精細映像システム「8K/4K」を始め、デジタル放送、大型映像、デジタルシネマ関連製品を顧客の用途に合わせた最新機種を多数出展した。
(上写真=8Kカメラシステム)

■キューブ型8Kカメラヘッド「AH-4800」を展示
 単板式スーパーハイビジョン8Kカメラヘッド「AH-4800」は、2018年のNHKのスーパーハイビジョン実用化試験放送に先駆けて開発した、8Kスーパーハイビジョン(SHV)のカメラヘッドである。12.5cm(W)×12.5cm(H)×15.0cm(D)で重量2kgという超小型化を実現。手のひらで容易にグリップできるキューブ型の筐体に次世代技術が凝縮されている。アストロデザイン事業支援部支援グループの長谷川博之氏は「これまでの8Kカメラに比べて小型・軽量化を実現した。これで8Kの撮影も機動性あふれた撮影が可能になると思う」と話していた。
 このほか、「8Kスーパーハイビジョン 超高精細カメラ」「8K/4K対応 非圧縮SSDレコーダ」「8K/4K液晶モニタ」「HDTV/4Kインサータ」「高機能ラウドネスメータ」「MMTアナライザ / MMTレコーダ&プレーヤ」「HIGH RESOLUTION VIDEO WALL プロセッサ」など多彩なソリューションが展示された。長谷川氏は「展示会全体を通して、4K/8Kなどの高画質映像ならアストロデザインという総合力がアピールできたと思う。今後も常に業界をリードする製品を開発していきたい」と意気込みを示した。

■クリスティ製タイル型LEDで多彩な演出
 大きなアストロデザインブースの右サイドには、クリスティ・デジタル・システムズ(クリスティ)製のタイル型LED光源DLP方式リアプロジェクションユニットの「マイクロタイル」を50台使用した大型映像システムが展示された。アストロデザイン営業本部第3グループの関根道正氏は「昨年はマイクロタイルを使ってフル画質の8Kディスプレイを展示し、話題を集めたが、今年は趣向を変えて多彩な演出が可能なマイクロタイルの良さを生かしたソリューションを訴求した。今年の大型映像の画質は2160×5760で、5K相当の映像画質となる。もちろん4Kソースの上映はフル画質で可能で、当社製のマルチメディアスキャンコンバータを使って映像を送出している」と話す。
 クリスティのマーケティングスペシャリストの吉田ひさよ氏は「当社のマイクロタイルは放送局の再撮映像用としても幅広く使われている。昨年は8Kを展示し好評だったが、今年は実践的に再撮用の大型映像として有効なことを放送業界関係者にもアピールできたと思う。今後、放送業界でも多数使われることを期待したい」と話していた。

(※2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容のレポートです)

マイクロタイル50台を使った高精細大型映像

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アストロデザインブース

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#interbee2019

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