【NEWS】NABの出展企業が東京・大阪に集結 4K製品、空撮システムをはじめ最新機器に触れることができる展示会 After NABが開催 セッション、展示会場入場の事前登録を開始

2015.5.12 UP

■NABで披露した国内外50社以上の製品が登場
 今年4月、世界から10万人が来場した世界最大の放送・映像に関するコンベンションNABの出展企業が一堂に集い、ラスベガスで紹介された最新機器を日本市場向けに紹介するAfter NAB Show。東京・秋葉原で5月21日(木)、22日(金)、大阪で26日(火)に開催する。5月から専用サイトが公開され、当日、スムーズに会場へ入ることができる事前登録の受け付けが始まった。今年も40社近いメーカー、販社が参加し、4Kをはじめ最新の機器が展示、デモされるほか、ジャーナリストの石川幸宏氏によるNAB報告が連日開催される。また、日本ポストプロダクション協会(JPPA)主催の「第3回ファイルベースワークフロー補完セミナー」(5月21日、事前申し込み締め切り5月14日)も併催されるなど、業界関係者にとって注目度の高いイベントだ。After NAB Showは、NABが国外で実施する唯一の公式イベントだ。40社を越える企業が出展。複数企業の製品を使う商社や販売会社などの出展により、対象企業数は50社を超える。多くの放送、映像制作の最新トレンドが、実機で一堂に集まる大会として昨年以上に盛り上がる大会となりそうだ。

■石川幸宏氏によるNABレポート開催 臨場感あふれる現地取材映像を駆使し、デジタル映像制作の最新動向を紹介
 4月末、出展企業関係者を東京・大手町のサンケイホールに招き、主催の日本エレクトロニクスショー協会、映像新聞社による事前説明会が開催された。
 事前説明会の冒頭、ジャーナリストの石川幸宏氏が、NABの取材報告を行った。石川氏は、今年のNABで目立った傾向として、「4K」「ドローン」などを挙げながら、「中でも大きなトピックスといえるのは、放送のIP化だった」と指摘。「昨年から4Kによる番組制作が本格化してきたなかで、機器間で映像素材をやりとりする際のケーブルの取り回しが課題となっていた。IP化し、光ファイバーで伝送することで効率的な運用が可能になる」という。また、今年の4K関連機器の展示では、解像度の向上に加え、HDRや色域などの画質に重要な要素の品質向上をアピールする動きがあった。「4K映像の高画質化が本格化することで、今後、小さい画面のモバイルデバイスにおいても4K視聴の用途、ニーズが拡大するかもしれない」と述べた。
 石川氏は、東京、大阪における3日間のAfterNABにおいて連日、9時から1時間にわたりNAB報告を行う。現地で撮影した映像を交え、映像制作の最新トレンドを解説する。
■公式サイト公開! スムーズな入場が可能な事前登録受け付け中! 入場数制限のあるセッションもお早めに登録を!
 5月1日からAfterNABの公式サイト(http://www.after-nab.jp)がオープンし、催しの詳細なプログラムが公開されたほか、サイトでの事前参加登録が開始された。セッションはセミナースペースに限りがあるため、事前申し込みにより、満席になり次第締め切りとなるので早めの申し込みが必要。また、機器展示スペースは事前申し込みをすれば、スムーズに会場に入場できる。

 出展企業は以下の各社。複数企業の製品を扱う販社もあるため、実質50社以上のNABの出展企業製品が一堂に集まることになる。(50音順)
(株)アイ・ディー・エクス、アイティアクセス(株)アドビ システムズ (株)
ATOMOS(株)、アビッド テクノロジー(株)、伊藤忠ケーブルシステム(株)
インテル(株)、ヴァイテックビデオコム(株)、(株)ヴィレッジアイランド
AJA Video Systems、EIZO(株)、(株)HGSTジャパン、(株)エーディテクノ
(株)エム・アンド・アイネットワーク、エレメンタルテクノロジーズ、オートデスク(株)
(株)オンリースタイル、キヤノンマーケティングジャパン(株)、共信コミュニケーションズ(株)
Z3テクノロジージャパン(株)、ジャパンマテリアル(株)、西華デジタルイメージ(株)
(株)ダイナミックス、(株)データダイレクト・ネットワークス・ジャパン、(株)テクノハウス
(株)Too、(株)トラフィック・シム、日本デジタル・プロセシング・システムズ(株)
(株)ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、ビジュアル・グラフィックス(株)、(株)ビデオサービス
(株)フォトロン、ブラックマジックデザイン(株)、(株)朋栄
報映産業(株)、(株)メディア・ソリューションズ、(株)ユニテックス
リバーシリカテクノロジーズ、(株)RAID、ローランド(株)
(以上の出展企業のうち、一部は東京のみ、大阪のみの出展があります。詳細・最新情報は、公式サイトをご覧ください)

■JPPAが併催セミナー『4K/60Pオフライン編集 ーオンライン編集への橋渡しー』
 日本ポストプロダクション協会 (JPPA)は、5月 21 日(木)、After NABの併催セミナーとして、第3回ファイルベースワークフロー補完セミナーを開催致する。テーマは『4K/60Pオフライン編集 ーオンライン編集への橋渡しー』。メジャーな編集システムを対象に60P素材の互換性や再現性について実施した事前検証を報告する。また、ポストプロダクションの実務担当者によるトークセッションも予定。
【内容】
第1部メーカーセッション「主要オフライン編集システムによる 60P 編集とデータ出力」
第2部ユーザーセッション「60Pオフラインデータの取り扱い」(共信コミュニケーションズ、アドビ、アビッド、グラス・バレー、 IMAGICA、ソニーPCL)
【日時】5月21日(木)午後1時〜午後4時30分
【会場】 UDXギャラリー
【参加費】会員社3,000円、一般4,000円
【申し込み】 http://goo.gl/UnWMck
(申し込み締切り5月14 日 ※定員になり次第締切り)

#interbee2019

  • Twetter
  • Facebook
  • Instagram
  • Youtube