【Inter BEE 2014】東芝ライテック／東芝エルティーエンジニアリング　双方向でLEDをコントロールするフルLEDシステムを提案　「体験できる展示」に高い評価

　東芝ライテックと東芝エルティーエンジニアリングはInter BEE 2014に共同出展し、テレビスタジオ・舞台などの演出照明機材等の展示を行った。照明操作卓からLED照明器具までを双方向通信でやりとりする、フルLED照明システムの提案と、新商品の機材展示が人気を集めた。
　東芝エルティーエンジニアリングは東芝の照明事業を担当する東芝ライテックの100％子会社である。舞台・スタジオ照明など空間演出を手がけるアートライティング事業と各種照明設 備の設計・施工までを手がけるエンジニアリング事業を中心とする分野で事業を展開し、「あかり」「ひかり」による豊かな生活とより快適な社会づくりに向け取り組んでいる。
　東芝ライテックシステム事業部アートライティング部商品担当の持田舞氏は「両社協力して現在ではLEDを中心にした最高水準の照明技術でユーザー視点にたった製品、サービスを提供している」と話す。

■FORTEXシリーズの高出力モデルを参考展示
　LED照明器具では、LEDスポットライトFORTEX（フォルテックス）シリーズ、フラッド、フルカラーLEDホリゾントライトを展示した。今回はFORTEXシリーズの高出力モデルを参考展示。モデルチェンジした可搬型調光器ポータブルディムスタ、簡易操作器フェーダボックスの展示も行い注目を集めた。持田氏は「高出力・高演色が当社のＬＥＤ照明器具の最大の特徴である。すべての機器は演出空間で最高のライティングができるように設計されている」と話していた。

■実際に操作し、システムのメリットを体感できる展示が好評
　フルLEDシステムはRDM（リモート・デバイス・マネージメント）を活かし、LED照明器具の様々な情報を操作卓にフィードバック、さらに直感的な照明操作が可能である。このシステムを、照明バトンに組み込んだタイプも展示した。持田氏は「実際に操作し、システムのメリットを体験できるということもあり非常に好評だった。今後も実際に操作できて機器の良さを体感できる展示を行っていきたい」と意欲を示していた。

（※2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容のレポートです）