【InterBEE 2012】富士フイルム デジタル映像撮影現場向け色管理システム「IS-100」 フジノンの最新シネレンズなどを出展

2012.11.15 UP

色管理システム「IS-100」(下部の黒いボックス)
「IS-100」を制御するiPadの操作画面

「IS-100」を制御するiPadの操作画面

光学デバイスコーナーの模擬スタジオ

光学デバイスコーナーの模擬スタジオ

多彩な記録メディアを展示する記録メディアコーナー

多彩な記録メディアを展示する記録メディアコーナー

複製を防ぐ保存用DVDを作成する「KiCSシステム」

複製を防ぐ保存用DVDを作成する「KiCSシステム」

 富士フイルム(映像・放送関連機材部門 #6506)のブースで一際注目を集めているのが、デジタル映像撮影現場向けの色管理システム「IS-100」である。映画業界の関係者らが多数来場し、熱心に説明に聞き入っていた。フジノンの最新シネレンズ、スタジオ・中継制作レンズなども注目を集めている。

■iPadを使って撮影現場でデジタル映像の色調整ができる「IS-100」
 「IS-100」は映画フィルムや写真・印刷分野で培った富士フイルムの色再現技術とカラーマネジメント技術をもとに開発した色管理システム。同社が初めて手がけるデジタル映像撮影用システムである。米国・映画芸術科学アカデミーが策定した色管理に関する「ACES規格」に準拠する。
 最大の特徴は劇場スクリーンで映し出される“色”を撮影現場のモニターで正確に表示できること。操作は専用アプリケーションを組み込んだiPadから行える。タッチパネルによる直感的な操作で映像の色味や彩度、コントラストなどを簡単に調整できる。また色調整データは記録・抽出することも可能で、後工程のポストプロダクションで活用できる。ポストプロダクションでのカラーコレクション作業を省力化できる上、色調整の精度向上にもつながるという。
 参考出品している「IS-100 mini」(仮称)を使って「IS-100」とLANケーブルで接続すれば、色調整した映像を複数のモニターに映し出すこともできる。
 2013年2月9日公開予定のバイオレンスミステリー映画「脳男」(配給:東宝、監督:瀧本智行、主演:生田斗真)の撮影現場では、実際に「IS-100」と「IS-100 mini」が使われた。ブースではその時の色管理システムを再現し、17インチのモニター1台、25インチのモニター2台にデモ映像を表示。iPadからの操作でカラーバランス、彩度、明るさ、色温度などの調整をリアルタイムで行えるデモを展示している。

■最新のシネレンズ、ハイビジョン放送対応TVレンズを出展
 光学デバイスコーナーでは高画質化に対応したシネレンズ、スタジオ・中継制作レンズなどを豊富に展示している。その1つが、PLマウント「ZK シリーズ」の新製品「ZK4.7×19」および「ZK3.5×85」である。2K対応で、軽量・コンパクト化を図った。分離可能な駆動部を搭載することで運用フィールドが広がり、多彩な映像表現が可能になるという。
 ブースの一角には模擬スタジオが設置されており、レンズの品質や性能を体感できるようになっている。なお「ZK4.7×19」はデザインと機能性が評価され「2012グッドデザイン賞」を受賞している。
 スタジオ・中継制作レンズではハイビジョン放送対応TVレンズ「XA77x9.5BESM」「XA99x8.4BE」などの新製品を展示している。「XA77x9.5BESM」は70倍クラス世界最高望遠焦点距離となる732mmを実現している点が特徴。防振機構、16ビットエンコーダを標準装備し、様々な中継に対応できる。また「XA99x8.4BE」は望遠832mmから世界最広角の8.4mmまで対応した“寄れて引ける”高倍率中継レンズ。新光学式防振機構を搭載し、細かな振動にも効果を発揮するという。

■近日発売の第6世代LTOテープ、多彩なデータサービスなどを展示
 記録メディアコーナーでは、多様化するフォーマットに対応した豊富な記録メディアを展示している。なかでも来場者の関心が高いのが、近日中に発売を予定している第6世代のLTOテープだ。これは従来のNanocubic技術を進化させ、さらに富士フイルム独自の新技術により開発した次世代LTOテープ。従来のLTOテープの保存容量を大幅に上回る圧縮時最大容量6.25TBを実現した。高画質なHDコンテンツ向けの新しいアーカイブ用メディアとして提案していく。
 そのほか、富士フイルムメディアクレストが提供する多彩なデータサービス「d-Service」も展示している。これは同社が提供する総合的データサービスの総称。メディア内の壊れたデータを読み出す「データ修復サービス」、大切なデータを預かる「アーカイブ・データ保管サービス」、他メディアへのコンバートを行う「データ交換サービス」、専用ディスクを使って複製を防ぐDVDを自社で作成できる「KiCSシステム」などがある。富士フイルムグループが持つ記録メディアの技術を活かした安全かつ効率的なサービスで、データに関する課題解決をトータルにサポートしていくという。

「IS-100」を制御するiPadの操作画面

「IS-100」を制御するiPadの操作画面

光学デバイスコーナーの模擬スタジオ

光学デバイスコーナーの模擬スタジオ

多彩な記録メディアを展示する記録メディアコーナー

多彩な記録メディアを展示する記録メディアコーナー

複製を防ぐ保存用DVDを作成する「KiCSシステム」

複製を防ぐ保存用DVDを作成する「KiCSシステム」

#interbee2019

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