【Inter BEE 2013】デジタル・ラボラトリー JASRACへの全曲報告業務を省力化する月額定額制サービスを展示 複数サービスの組み合わせで、全曲報告にかかる業務をトータルにサポート

2013.11.21 UP

ライツレポートの使用楽曲報告の画面

ライツレポートの使用楽曲報告の画面

デジタル・ラボラトリーのブース

デジタル・ラボラトリーのブース

 デジタル・ラボラトリーはInter BEE 2013で、JASRAC/RIAJ(日本レコード協会)全曲報告支援サービス「ミュージック・ラテ ライツレポート」を中心とした利用楽曲の報告業務を省力化するサービスを展示。低コストかつ少人数で報告業務を行えるメリットを訴求し、主に放送局での利用拡大を呼びかけていく。(上写真はライツレポートの番組枠選択の画面)

■レコード番号とトラック番号から、曲名・JASRACコード・権利者情報の取り込みが可能
 「ミュージック・ラテ ライツレポート」はCDのレコード番号とトラック番号を入力するだけで、全曲報告に必要な曲名・JASRACコード・権利者情報などを簡単に取り込めるWebサービス。国内に流通するほぼ全てのCDの楽曲データをカバーしている。
 クラウド型のため、局内のサーバ設置が不要。営放システムと連携し、編成番組表/OA実績番組表を自動で取り込むことも可能だ。東北放送、山形放送、札幌テレビ放送、STVラジオなどで利用されている。料金は定額制で月額7万円から。

■高精度なフィンガープリント技術で利用楽曲を特定
 ブースではこのほかに、ライツレポートと連携する全曲報告業務の支援サービスも展示している。その一つである「ミュージック・ラテ ソングメーター」は番組の同録音源をフィンガープリント技術で自動解析し放送利用楽曲をリスト化する新サービス。
 リスト化された楽曲情報はライツレポートに自動的に取り込まれる。全曲報告を行う際に、煩雑な情報入力作業が一切不要になる。自社制作番組はもちろん、番販や裏送りなど利用楽曲の特定が難しい番組の全曲報告にも対応する。札幌テレビ放送、STVラジオなどで採用されている。
 なお、フィンガープリント技術にはソニーが開発した映像・音声検索技術「AV-Marker」が使われている。「高い検索精度はJASRACにも認められている」(説明員)という。料金は定額制で月額10万円から。

■CDのライブラリ管理を効率化する連携サービスも多数展示
 またライツレポートと連携するサービスとして、音源サーバーシステム「音楽倉庫」、CDライブラリ管理システム「ハミングバード」、CDメタデータを月額定額制で提供するサービス「ミュージック・ラテ CDメタデリバリー」なども出展している。
 音楽倉庫は数十万曲におよぶ自社保有のライブラリ音源を丸ごとデジタル化できるのが特徴。ライツレポートと連動することで、選曲から音源ダウンロード、OAでの音源利用から著作権報告までの作業がシームレスに行えるようになる。
 ハミングバードはCD/レコードのデータ登録から貸出管理まで行えるシステム。CDメタデリバリーはハミングバードのオプションで、国内で流通するほぼ全てのCDの楽曲データベースから、ハミングバードに登録するCDのメタデータを簡単にダウンロードできる。これを活用することで、メタデータを手作業で入力する必要がなくなるという。

【デジタル・ラボラトリー】
本社:〒107-8336 東京都港区赤坂6-10-4

ライツレポートの使用楽曲報告の画面

ライツレポートの使用楽曲報告の画面

デジタル・ラボラトリーのブース

デジタル・ラボラトリーのブース

#interbee2019

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