【Hollywood Report】ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート 視察レポート
鍋 潤太郎 / Inter BEEニュースセンター
〇はじめに
9月22日、ロサンゼルスのダウンタウンに「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」(Lucas Museum of Narrative Art)がオープンした。
このルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート(以降、ルーカス・ミュージアム)がオープンしたニュース自体は、日本のメディアでも報道されていると思うので、既にご存じの読者の方も多いのではないだろうか。
今回は、筆者独自の視点から、その視察レポートをお届けしてみよう。
〇構想から実現まで17年
よく映画の宣伝文句で「構想から実現まで〇年」という下りを目にするが、このルーカス・ミュージアムの場合、実に17年もの歳月が費やされている。
候補地でもご苦労されたそうで、ILMとルーカスフィルムがあるサンフランシスコのプレシディオや、シカゴなどが候補地として挙がっていたものの、諸般の事情からうまく実現できず、最終的に現在のダウンタウン・ロサンゼルスに落ち着いたのだという。
ルーカス・ミュージアムは、ジョージ・ルーカスと、妻で実業家メロディ・ホブソン氏による共同創設によるもので、ロサンゼルスでの公式着工は2018年。そしてコロナによる工事延滞など乗り越え、8年後の2026年9月22日にようやくオープンしたのである。
結果論ではあるが、場所がダウンタウン・ロサンゼルスに落ち着いた事は、様々な面で良かったのではないだろうか?と筆者は個人的に思うのである。
まず第1に、ジョージ・ルーカスの母校である南カリフォルニア大学の隣に位置している事。
第2に、エンターテインメント・キャピタル、ロサンゼルスという都市にある事。
第3に、エクスポジション公園の敷地の中にあり、隣にはロサンゼルス自然史博物館、カリフォルニア・サイエンスセンターなどの博展施設、スペースシャトル エンデバーの展示、そして目の前には歴代オリンピックや2028年オリンピックでも使用予定の歴史あるロサンゼルス・メモリアル・コロシアムがあり、これらの複数スポットが同じ敷地内に集結している事。
…などが挙げられるだろう。
また、すぐ近くにはメトロの駅もあり、サンタモニカ方面やハリウッド方面から電車で行く事も可能である。
パーキング代20ドルを節約出来るので、便利である。
〇ナラティブ・アートとは?
ルーカス・ミュージアムの主な展示物は4Fにある。
筆者が上記マップを数えてみた範囲では、29のセクションに分類された展示があり、中央から下部を見渡せるオキュラス(天窓)や3つの展望室などの要素も加えると全33箇所にも及ぶ。
巨大な建物であるが、4Fは2~3時間くらいで一回り出来る規模である。
さて、では実際にどのような展示物があるのだろうか?
筆者はこのミュージアムの計画を初めて知った当初、スターウォーズがメインのミュージアムになるのだろうか?と勝手に想像していた。
実際、見学してみると、確かにスターウォーズのセクションがあるものの、それはあくまでも全体の一部分であるという事がわかる。それ以外のセクションでは、ジョージ・ルーカスが個人的にコレクションした膨大な数の美術品が、カテゴリー別に展示されている。
このミュージアムの正式名称「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」である。この、ナラティブ・アート(Narrative art)という言葉は、英語圏で生活していても、あまり聞き慣れない。
オンライン検索してみると、「絵画や彫刻などの視覚芸術によって、ストーリーや歴史的な一場面を視覚的に表現する手法」とある。つまり、展示作品を見ただけで、その時代背景や人間ドラマなどが脳裏に浮かんでくるという事なのだろう。
なるほど。ストーリーテリンクに長けたジョージ・ルーカスだけあって、自己のコレクションの中から、視覚的ストーリーテリングを訴えかける作品を選んで展示いるのかもしれない。
ここでは、その一部をフォト・レポートの形で、ご紹介してみよう。
〇フォトレポート
〇おわりに
以上が、ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート 視察レポートである。
ご興味をお持ちの方は、ぜひロサンゼルスをご旅行の際に訪問されてみては如何だろうか。2028年のオリンピックついでに、オリンピック・コロシアムの真横にある同所へフラッと立ち寄ってみるのも悪くないかもしれない。
ミュージアムの詳細や、チケット情報などは、下記を参照されたし。
公式サイト:
https://lucasmuseum.org/