InterBEE REVIEW2011 (JP)
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最適な映像作品の制作体制はその作品ごとに異なるはず。映画「モンスターズ/地球外生命体」(2010年)のギャレス・エドワーズ監督が来日した。低予算ながらVFXを駆使したSF映画として世界で話題となり、これがきっかけとなりエドワーズ氏はハリウッド版映画「ゴジラ」の次回作の監督に抜擢されて一躍注目の的となった。デジタルツールを駆使した数々の映像作品を手掛けてきた経験から、デジタルテクノロジーのメリットを「低予算で映画がつくれるようになったこと」という。しかし、彼が最も重視しているのは、これまで通りの映画を単に低予算で作るということではない。低予算でつくることで、自由な制作環境を構築し、いかにクリエイティブで面白い映画を作れるか。そのための手段として、デジタル技術を評価している。「最適な映像作品の制作体制はその作品ごとに異なるはず。本来なら規模の大きさやコストは関係ないんだ」と語るエドワーズ氏。決して一つの方法論に縛られず、常に貪欲に新たな表現手法、制作体制をめざしている点はまさにデジタル的な発想といえるかもしれない。12

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