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2009.12.1

【ニュース】英チャンネル4、一般家庭向けに3D放送の実証実験を実施

<<チャンネル4で1週間実施 映画・ライブ中継などを放送>>

 英国公共テレビ局のチャンネル4では、11月16日から一週間、一般家庭向けに3D映像を盛り込んだ番組放映を実施した。
 来年度から市場に出回る3D-Readyテレビの浸透度やアナログとデジタルの3D画質の違いなどの調査が目的とされている。
 『3Dウイーク』として実験的に実施した放送番組には、非公開だった1953年に行われたエリザベスII女王の即位式の場面を含む特別番組を始め、ディスニーの『ハナモンタナのザ・ムービー』、魔術師ダレン・ブラウンによる『3Dマジック・スペクタクラー』や、以前劇場で公開された3D映画、ライブ中継などが展開された。

 チャンネル4では独自番組を制作せず、実験的な番組作りをするように求められている。今回の3D制作プロダクションには、Can Communicate社が携わり、デンマークのSirius3-D社のエンコード技術を使った。


<<メガネは1千万個配布 Sirius3-Dの技術を採用>>

 3D眼鏡もSirius3-D社製によるもので、約1千万個用意され、これらは英国チェーンのスーパーマーケットで無償で配布された。一週間で構成された番組は合わせて9時間ほどになったという。週末には中継が放映されたが、こちらは2台の同期されたカメラからColorCode 3-Dサーバへ転送され、リアルタイムでエンコードされた。 Sirius-3D側によると、左右の眼用の映像情報は、クロマ信号の同じフィールドに合成されるため、3D伝送に関して伝送帯域幅を強化する必要はないという。

 視聴者側は、一般家庭で持っている、DVB-T、DVB-C か DVB-S用のMPEG4ベースのデジタル受信機か、MPEG-2のアナログ系受信機とテレビが接続されていれば、特別事前に用意するものはない。
 後者のアナログ受信機経由だと、アナログとデジタルの画質の違いは出てくる。 

 また今回の実証実験では、視聴者側は、3D眼鏡をはずして番組を見ても、映像の劣化や目のちらつきなどがなく通常の番組画像と同じように観賞できたという。 

 Sirius3-D社は、米国でも3D放送の実験に携わっており、今年の初めに実施された、モンスターvs.エイリアンのプロモーションでは、スーパーボール試合の中継番組の間に立体コマーシャルでも技術提供を行った。 この際は、全国1億3千個ほどの視聴用3D眼鏡が配布されたという。 




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