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2017.9.3 UP

【NEWS】BIRTV報告(1)中国・北京 BIRTVが開催 映画関連機器の充実ぶり目立つ

映画の上映設備やコンセッションの展示エリアが拡大
映画の上映設備やコンセッションの展示エリアが拡大
映画館のシートも展示されていた
映画館のシートも展示されていた
ソニーのブース
ソニーのブース
パナソニックはEVA-1の実機を披露し注目を集めた
パナソニックはEVA-1の実機を披露し注目を集めた

 8月22日から26日までの5日間、北京市街の北京の中国国際展示センター(中国国際展覧中心)で放送・映画機材の展示会「BIRTV 2017」が開催された。 BIRTV=“Beijing International Radio, TV & Film Exhibition” は、欧米、日本、そして中国国内からの映画・放送機材メーカーが多数出展し、中国市場へ向けての製品アピールのための展示会だ。9ホールまである展示会場全てを使って開催されている。
 今年で26回目の開催となり、毎年8月に北京で行われているが、元々はCCTV(中国中央電子台)などの国営放送局がある中国の中心部である北京で行われてきた放送機材展だが、ここ数年は映画産業の隆盛に伴い、映画関連機材の出展が目立つようになってきた。また同時に、これまで欧米の世界的メーカーや、ソニー、パナソニックなどの日本の世界的メーカーが展示会自体を牽引して来た感があったが、ここに来て、中国の映像機材、照明機材メーカーの台頭が大きく目立っっている。

 特にこの数年、国内の経済成長とともに、娯楽としての映画が都市圏で普及・定着した影響で、デジタルプロジェクターや、いわゆる4D(3D立体映像に振動などの演出を付加した上映機器)など、映画の上映設備の出展が充実。さらにはコンセッション(劇場における物販販売)の機材設備など、映画産業全体のビジネスを拡大させる展示エリアも大きく拡大している。いまやハリウッド以上とも言われる、中国の映画産業の急速な拡大を裏付ける状況となった。

 中国製の映画・放送機器は、メインのカメラや放送システムの根幹こそは、まだソニーなどの日本メーカーが先導しているが、中国国内市場の拡大と、コピー文化とも揶揄された過去の製品へのイメージから大きく脱却してきている。特にカメラバッグ、三脚、LEDを発端とした照明器具などの製品の品質は、世界各国からのOEM生産の受注を請けおうに連れて、その技術や精度が著しく成長し、OEM(=下請け)業者から、自社ブランドを立ち上げて、世界展開も図るなど、すでに欧米など海外での展開も活発化しており、いどのメーカーも意欲的だ。さらには市場での実績を重ねて行くことで、堅牢性や性能なども向上していけば、今後さらにシェアを拡大していくと見られる。

 昨年から来場者数(昨年発表55,000人)も増え、ブースの作りなども5年前までと比べてもInterBEEやNABと同じようなデザイン、設計になってきたなど、ここ数年でのBIRTV全体の成長は著しいようだ。ただ期間中の会場では、入場時の手荷物検査、セキュリティチェックは厳しく、時期的にも北朝鮮などの動きや世界的なテロ警戒の風潮もあり、所々に公安(警察)官の姿も多く、非常に警戒厳重な印象だった。

(HOTSHOT編集長/映像ジャーナリスト/Inter BEE 2017 ニュースセンター 石川幸宏)

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