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プロオーディオ 2021.10.05 UP

【NEWS】ソニーマーケティング ドバイ万博日本館でインタラクション技術や屋内位置姿勢推定技術を活用した新しい音響体験「Sound AR」提供

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2020年ドバイ国際博覧会日本館

ソニーマーケティング株式会社(本社:東京都品川区)は、「2020年ドバイ国際博覧会」の「ドバイ万博日本館」に、ソニーが提案する新感覚の音響体験「Sound AR」を提供したと発表した。ドバイ万博は10月1日から2022年3月31日まで、アラブ首長国連邦ドバイで開催しており、「Sound AR」も会期末まで使用される。

■現実世界に仮想の「音」が混ざり合う感覚

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エキシビションイメージ

日本館は“Where ideas meet(アイディアの出会い)”をテーマとしており、来館者それぞれのアイディアを集め、そのアイディア同士が出会うような体験の提供を目指している。6つのシーンから構成されており、日本の「技・匠」を紹介する「Culture and history」と、日本独自のソリューションを紹介する「Innovation」で「Sound AR」が採用されている。会場では、来館者の詳細な位置や姿勢に応じ、立体的な音響空間をリアルタイムに生成することで、現実世界に仮想の「音」が混ざり合う感覚を得ることができる。

■オープンイヤー型イヤホンと会場内スピーカーを使用

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Xperiaスマートフォンおよびイヤホンの装着イメージ

周囲の音を遮断せずにイヤホンからの音も楽しめるオープンイヤー型イヤホンと、会場内のスピーカーによるBGMにより、イヤホンによる効果音やナレーションをミックスさせた新しい音体験を演出。館内では展示内容によって数多くの選択肢が用意されており、来館者が選択し、巡ったコースによって、それぞれ異なるストーリーがイヤホンからの音声として展開している。

■屋内位置姿勢推定技術で会場内の移動にあわせたストーリー提供

同社の立体音響技術「360(サンロクマル)立体音響」と、ゲームで培ったサウンドエンジンを活用した、屋内位置姿勢推定技術を組み合わせている。来館者同士での会話や会場の雰囲気を楽しみながら、BGMは外部のスピーカーから、各国語による解説や効果音などはイヤホンから聴くことができる。屋内位置姿勢推定技術を活用することで、来館者ごとに異なるストーリーが楽しめるしくみ。

■コンテンツ制作スタッフ

【プロデューサー/ディレクター、ストラップデザイン】ソニーマーケティング株式会社 佐藤哲也
【屋内位置姿勢推定技術】ソニーグループ株式会社 辻井崇紘、松平謙英、鎌田裕之
【インタラクション技術】ソニーグループ株式会社 繁田脩、布沢努、古賀康之
【楽曲制作】株式会社スピンソルファ 牧野忠義
【サウンドデザイン制作】株式会社フォースウイック 遠藤正之
【進行マネジメント】SoVeC株式会社 上川衛、ソニー株式会社 近藤博仁、伊勢崎千晶
【アプリ・バックエンド開発協力】株式会社バスキュール 中山誠基、まえがわかずひさ、茆原大志

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