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2017.4.28 UP

【NAB Show 2017】AIによる自然言語理解を含めた総合的サイバー・セキュリティ「Cognitive Cyber Defense」

コグニティブ・セキュリティの定義
コグニティブ・セキュリティの定義
Wiproのムラーリ・ラオ氏
Wiproのムラーリ・ラオ氏
セキュリティの問題として認識されている部分は氷山の一角だ
セキュリティの問題として認識されている部分は氷山の一角だ
コグニティブ・セキュリティのフロー
コグニティブ・セキュリティのフロー

 Cyber Securityのセッションではさまざまなサイバー・セキュリティ対策が紹介されている。その中の防衛手法の一つ「Cognitive Cyber Defense」(コグニティブ・サイバー・ディフェンス)に関するセッションが開催された。講演者は総合サイバーセキュリティ会社Wiproのグローバル地域担当責任者のMURALI RAO(ムラーリ・ラオ)氏。講演タイトルは「Cognitive Cyber Defense: Machine Learning & Applied AI to Uncover Unknown Threats」(未知・未確認の危険に対する、機械学習と応用型人工知能技術:コグニティブ・サイバー・ディフェンス)。コグニティブ・サイバー・ディフェンスとは、AIを利用した自然言語理解も含めた機能で外部からのアタックに対抗しようとするものだ。
 米国では政府関係機関や財務、健康、インフラ、核施設、そしてマルチメディア関連サイトへのサイバー攻撃が、2009年と比べ昨年は倍に増大しているという。
 コンテンツ・ビジネスに向けた攻撃も同様に拡大傾向にあり、こうした外部からの攻撃に対抗する方策が練られている。
 その一つである「Cognitive Cyber Defence」は、ネット上のプログラムの挙動みでなく、関係者のe-mailやその他入手できるさまざまな会話を、AIによって分析し、危険を予測するというものだ。直接的なキーワードに限らず、会話を理解し、状況から危険を予測するという人間の高度な危険予知に近い作業を24時間体制でできる。これまで、コンピューター・プログラムによる監視では、人間同士の会話やメールの中身の判断が、充分にカバーできない点で十分な危険予知ができなかったという反省からつくりだされたものだ。
 コンテンツ制作のワークフローが複雑化し、ネット上で多くの関係者がアクセスする中で、総合的な危険予知とリアルタイムでの対抗措置は、コンテンツ・ビジネスにとっても欠かせないものになりつつあるようだ。

編集:Inter BEE 2017 ニュースセンター

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