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2016.9.13 UP

【NEWS】WOWOW 富士フイルムのIS事業譲り受けを発表 マルチカメラによる番組制作技術などのノウハウを生かし、事業拡大めざす 

IS-mini
IS-mini

 WOWOWは9月9日、富士フイルムのIS(ImageProcessingSystem)事業を同日付で譲り受けたと発表した。 具体的には、「IS-mini,IS-miniRACK4K」の生産、販売、顧客サポートと、「IS-100」の顧客サポート、IS- mini制御用ソフトウエアの開発、販売、顧客サポート。
 ISはカメラからの映像信号を適切な色変換テーブルにより変換し、さまざまな撮影現場やポストプロダクションにおいて高精度なカラーマネジメン卜を実現するデジタル映像制作用色管理システム。日本のほか、欧米の放送局、制作会社、ポストプロに普及している。

■事業の継続・拡大に取り組み
 WOWOWは同事業に関わる一切の知財・事業権・資産を富士フィルムから取得。
 今後は、WOWOWの100%子会社であるWOWOWエンタテインメン卜が引き継ぎ、WOWOWとともに、IS製品の開発、販売、サポート業務、ISを使った収録・編集業務による事業継続・拡大に取り組んでいく。また、製品の販売、技術サポートについては、緑屋電気が担当する。

■従来から技術開発で協力関係
 WOWOWエンタテインメント 技術事業本部長の西山哲郎氏は、電話インタビューに応じ、次のように話している。
 「WOWOWは番組制作で富士フイルムのIS機器を活用しており、WOWOWの収録・制作の基幹システムにも同製品が組み込まれている。これまでマルチカメラによる生中継などで活用したノウハウを蓄積しており、そうした経験を生かし、ISのハードウェア開発への技術協力をしてきた。こうした経緯もあり、次世代の映像制作の中でISが重要な位置を占めるとの考えから、事業を引き継ぎ、同製品のさらなる開発、ビジネスの拡大に取り組んでいく」(西山氏)

■販売、技術サポートは緑屋電気が担当
 緑屋電気は今後、販売代理店として製品販売と技術サポートを担当する。
 「緑屋電気は長年にわたり、放送・映像機器の販売を手掛けており、富士フイルムの放送用記録メディアの販売も担当している。放送局やプロダクションとの信頼関係を築いている同社に、販売および技術サポートを担当してもらうことにした。WOWOWエンタテインメントは、WOWOWとともに、今後のIS製品の開発やロードマップづくりを含めた事業拡大をめざす」(西山氏)

 IS-miniは、長辺約l0センチの小さなデパイスでありながら、内蔵した色変換テーブルにもとづいて、カメラからの映像をリアルタイムに色変換する。 高精度なカラーマネジメン卜を簡便に実現する製品として、LOGカメラを使用した撮影現場、ポストプロダクションなどに広く普及している。

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