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2017.4.26 UP

【NAB Show 2017】HDR関連団体がHDRの現状を紹介 次フェーズでの提案項目を披露

ガイドライン1の概要
ガイドライン1の概要
ガイドライン2の検討項目
ガイドライン2の検討項目
スカパー!の4K放送
スカパー!の4K放送
スカパー!の4K放送について説明する島津氏(左端)
スカパー!の4K放送について説明する島津氏(左端)

 NAB Show 2017では、放送・映像・通信に関する関係者が集まり、多彩なセッションが行われる。セッション初日となる4月21日の午後、Ultra HD Forumの主催により「Ultra HD Forum MasterClass: 2017- The Year of HDR's Launch」と題したセッションが開催された。Ultra HD Forumは、2015年にドルビー、エリクソン、ハーモニック、LG電子、NeuLion、ソニーが共同で設立した団体。 現在、参加企業は60社。他のHDR関連団体や国際標準機関と連携して Ultra HDの相互運用性を高めるための基準策定を進めている。また、IBCやNABなどにおいて、放送・映像業界の関係者を対象にした「Master Forum」を開催している。
 セッションには、モデレーターとして、ウルトラHDフォーラムのCommunications Working Groupの代表Benjamin Schwarz氏が参加。そのほか、エリクソンの技術部門シニア・バイス・プレジデントのMatthew Goldman氏、米国の公共放送局PBSのオペレーション、プロダクション部門バイス・プレジデントのRenard Jenkins氏らが登壇。日本からはスカパーJSATのライブ配信について島津彰氏が登壇し説明した。
 エリクソンのGoldman氏は、UHD Forumの活動状況について説明。これまで発表してきたガイドライン・フェーズAにおける「PQ10」「HDR10」「HLG10」に続き、フェーズBとして、「Dynamic metadata system(s)」、「PQ10+frame-by-frame"Display Adaptation" metadata」と、「SMPTE ST2094×suite」などについて検討を進めていると話した。
 Goldman氏はまた、「HDRシステムは今後、HDRに加え、WCG(Wide Color Gamut)と、より高精度なビットデプスが求められる」と述べた。
 島津氏は、スカパーJSATが推進している4K HDR放送について説明し、今年2月には、Slog3を用いて、HLG/BT2020とHD709によるスポーツ番組中継が実現したことを報告。また日本では、ケーブルテレビやIPTVも、4K対応が進みつつあることを紹介した。

編集:Inter BEE 2017 ニュースセンター

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