【NEWS】東京・渋谷で高校放送機器展が開催 高校放送部の全国大会「Nコン」参加者を対象に放送・映像の最新機器を紹介

2018.7.23 UP

Vook内の高校放送機器展会場。左は泉氏

Vook内の高校放送機器展会場。左は泉氏

ワイドトレードが出展したサラモニック社の「SmartMixer」

ワイドトレードが出展したサラモニック社の「SmartMixer」

ATVのAVミキサー「A-PRO-1」

ATVのAVミキサー「A-PRO-1」

オリンパスは今後、放送・映像系の展示会への出展を積極化

オリンパスは今後、放送・映像系の展示会への出展を積極化

 全国の高校の放送部を対象にした展示会「高校放送機器展」が7月23日から25日までの3日間、東京渋谷のVook space Tokyoで開催する。主催は、高校放送機器展事務局、Vook。毎年開催し、今回で4回目となる。
 全国の高校放送部に所属する生徒や指導者である顧問・講師、卒業生 などを対象にした催しで、高校における放送・通信施設、映像制作設備などを出展するほか、機材やツールに関するセミナーも開催している。高校の放送部を対象にした全国的なコンテスト「NHK杯全国高校放送コンテスト」(通称Nコン、主催:NHK、全国放送教育研究会連盟)と同時期に開催している。

■きっかけは富山国際大学附属高等学校放送部の展示会
 高校放送機器展事務局の泉悠斗氏は、富山国際大学付属高等学校放送部のO.B.だ。高校放送機器展開催の経緯とねらいについて、次のように話す。
 「富山国際大学付属高等学校放送部は、Nコンにもたびたび出場しており、全国的にもレベルが高く、昨年はテレビドキュメント部門、ラジオドキュメント部門、研究発表部門の3つの部門に出場している。5年前に、自校の技術を紹介する展示会を、パンダスタジオの協力を得て開催したのが高校放送機器展を開催するきっかけとなった。その後、TASCAMなど放送機器メーカーの協力を得て、4年前からは放送機器展として開催している」
 「一般にプロ用の放送機器展は平日に開催するために見ることができない。Nコンで全国から多くの高校放送部部員が集まる機会に東京で開催することにした。この時期は高校生も夏休みなので、時間の調整がしやすい」
 4回目の今回は、映像クリエイターの情報共有、セミナーなどを展開するVook(ヴック)と共同主催だ。「Vookは、若手のビデオクリエイターのコミュニティとして知られており、高校生にとっても関心の領域が近い。また、オフィスが渋谷にあり、Nコンの会場からも近いことから、会場として使わせてもらうことにした」
 
■放送、映像機器への関心高い高校生
 「高校の放送部は、限られた活動費の制約の中で番組作りをするために、自分たちで機材をつくるなど、いろいろな工夫をしており、そうした中で放送機器や映像機器に関する知識や経験を積んでいく。将来、放送局の技術者や番組制作者を目指す学生が多く、放送機器、映像機器についてもとても高い関心を持っている。 機器展では、メーカーの方々からいろいろな話を聞くことができるため大変好評だ。学生だけでなく、機材購入担当の顧問も来るので、学生も自分たちの気に入った製品を見てもらう場として利用している。Nコンには全国から約2万人の放送部関係者が東京に集まる。昨年は、そこから約600人が高校放送機器展に来場した。今年も同程度の来場者を期待している」
 Vookの橋本希氏は、高校放送機器展の開催について次のように話す。「Vookは比較的若いクリエイターが多いが、彼らよりさらに若い、未知数の可能性を持っている高校生と交流できる貴重な機会となった。高校機器展に来場することで全国から集まる高校生にVookを知ってもらい、放送に加え動画配信などより幅広い映像制作にも関心をもってもらえれば」(橋本氏)

■「将来のプロに高校生の時期から知ってもらうのはメリット」
 今回、初出展のグラスバレーは、EDIUSを出展し、2日目のハンズオンセミナーにも参加する。プロダクトマネージャーの粟島憲郎氏は出展のねらいを次のように話す。
 「将来、放送関係や番組制作のプロを目指す高校生の段階から、ツールのインタフェースに慣れ親しんでもらうことは長期的にもメリットがあると見ている。彼らにとっても、プロに入ってから高度な表現にも使えるツールということで人気がある。EDIUSは、パソコンで使うことができるため、実際に高校生のユーザーも多い。今回は、関連ツールで、メディアファイルを管理するツール 「Mync」についても紹介するほか、ハンズオンではEDIUSの多彩なプラグインソフトを知ってもらおうと考え、フラッシュバック・ジャパンの協力で、各種プラグインソフトを紹介する」

 プロ機材ドットコムは、スマートフォンでも可能なライブ配信スタジオセットや、企業PR等にも対応可能なライブ配信のセットなどスタジオ用照明機材を中心に出展。ロールフレックスLEDライトの新製品は、RGBで10の発色パターンをプリセットできる。今秋以降発売の予定で予定価格は15万円程度という。

 ATVは4K対応のコンパクトなAVミキサー「A-PRO-1」を出展した。高さ約5cm、幅約15cm、奥行き約14cmの小型サイズでHDMI2入力2出力、3840×2160 60P対応。ミックス、ワイプ、PinP、キーヤーなどを内蔵しており、HD-4Kのアップコン、ダウンコンに対応しているほか、HDプログレッシブからHDインターレースへのコンバーター機能も装備している。

 ワイドトレードは、サラモニック社のビデオ撮影周辺機器を出展。「SmartMixer」は、ファンタム電源とアンプを備えた軽量コンパクトなオーディオインタフェース。ボリュームコントロールノブとレベルメーターで入力レベルを簡単に調整でき、ヘッドフォンモニター出力では入力信号と再生信号をモニターできる。 ハンドル部分にスマートフォンを設置すれば、音声モニタリングをしながら撮影・配信が可能だ。

 オリンパスは、同社の新製品デジタル一眼レフ「OM-D E-M1 Mark II」をはじめとしたカメラを出展。技術開発部門映像開発本部映像商品開発一部の丸山淳部長は「OM-D E-M1 Mark IIは、強力な5軸手ぶれ補正機構と動画専用の電子手ぶれ補正を装備しており、これらを組み合わせることで手持ちでも4K24P(4096×2160)撮影ができる。HDMIモニタリングスルーや4:2:2出力にも対応する。今後、スチル系の展示会に加え、映像・放送系の出展でも紹介する機会を増やしていきたいと考えている。今回の高校放送機器展への出展はその皮切りとして位置づけている」と話し、映像、放送関係での出展も積極化していく意向を示した。

 
【開催概要】
■開催日 7月 23日(月)、24日(火)、25日(水)

■開催時間 12:00~20:00

■会場 Vook space Tokyo
東京都渋谷区渋谷2丁目22−6幸和ビル5F

■参加費 無料

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