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2018.5.24 UP

【NEWS】After NAB Show 本日18時まで開催 初公開の新製品やクラウドのMEDIA COMPOSERデモ、4K8K対応の新製品などを身近に体験

ATVの4K60p対応ミニマルAVミキサー「A-PRO-1」
ATVの4K60p対応ミニマルAVミキサー「A-PRO-1」
エムアイシー・アソシエーツによるTiger FANのデモ
エムアイシー・アソシエーツによるTiger FANのデモ
4Kカメラ向け光ファイバー伝送カメラアダプタ「SCA-SP5/BU5」
4Kカメラ向け光ファイバー伝送カメラアダプタ「SCA-SP5/BU5」
フォトロンはクラウド上のAVID Mediacomposerを、会場のクライアントPCで操作する体験デモ
フォトロンはクラウド上のAVID Mediacomposerを、会場のクライアントPCで操作する体験デモ

 米・ラスベガスで開催されたNABShowの公認イベントとして、NABShowで披露された最新情報を一堂に集めたセミナープレゼンテーションと製品展示を行う「AfterNABShow」が5月23日(水)と24日(木)の2日間、東京・秋葉原のUDXで開催されている。初日の昨日は雨の天候にもかかわらず、1200人を超える大勢の来場者が展示会場、セッション会場に集まった。
 機器展示には、51社が出展し、NABで出展した製品の実機を紹介したほか、日本向けの製品やデモに加え、今回初公開となる製品なども紹介されていた。

 セッション会場のUDXシアターでは各社がNABで発表した最新製品等についての説明を行っているほか、本日17時からは「NAB Show 2018 レポート2 :放送が配信になるのではない。放送が配信もやる時代になる」と題してワイズ・メディア 代表取締役 塚本幹夫氏による講演を実施。NABを含めた現在の放送通信融合トレンドを報告する。
 
 展示会場では撮影機材から番組制作、編集・合成関連まで幅広く最新製品が出展・デモされている。
 番組制作、編集・合成関連では、NABでも注目を集めたIP関連、12G-SDI関連の製品が多数出展されたほか、12月1日からのBS/110度CSによる「新4K8K衛星放送」の開始へ向け、4K8K番組制作関連の製品も出展された。特にThunderbolt3対応の大容量ストレージなど、4K8K映像データの高速伝送・高速処理を前提とした製品や光ファイバーを利用した4K8K映像の長距離伝送製品などが各社から提案されていた。また、クラウドを用いた制作環境も出展されていた。After NAB Showは本日18時まで秋葉原 UDXで開催している。


■After NABで初披露 4K60p対応小型AVミキサー 
 ATVは、After NABで初の披露となる4K60p対応ミニマルAVミキサー「A-PRO-1」を出展。HDMI2.0 2ch(2入力2出力)対応で最大3840×2160/60pに対応。内部処理は8ビット4:4:4、または12ビット4:2:2に対応。ミックスやワイプも搭載しており、PinP、キー合成などが可能。また、スイッチャーとしての機能に加え、30p、50pのフレームレート変換、4K-HDのアップコン/ダウンコン機能や、入力信号が途絶えたときのバックアップ映像のスタンバイなどの機能を持つ。障害発生時にはLANを通じてアラームを発信する機能も持つ。カスケード接続することで8Kの映像スイッチングも可能。価格は13万円前後を想定している。発売は6月末を予定している。
 ATV 東京オフィス営業部の篠原理氏は「いろいろな使い方を想定している。ワンマンオペレーションの現場で4Kまでの2カメの映像スイッチング、4K映像に独自のテロップの合成やウォーターマークなどの書き込みなど多彩な機能を搭載している。今回が初出展だが、オープンからかなりの反響があった」と話す。

■20クライアント規模のプロジェクトに対応したSAN共有ワークフロー
 エムアイシー・アソシエーツは、4K・8K対応の映像編集向け大容量データワークフローエンジン「Tiger FAN」シリーズを出展。FANはFile Area Networkの意味で、ネットワークを介した共同制作の際のストレージの効率的かつ有効な活用のためのデータマネジメントソフト。4つのモジュールからなり、それぞれ、ワークフロー管理やアクセス権限などのセキュリティ管理、複数のストレージをまとめる仮想ストレージ管理、クラウドなどにファイルのアーカイブ生成をするライフサイクル管理を行う。比較的中・小規模の制作ワークフローに対応し、柔軟な拡張性がある点が特徴という。
 4月のNABでは、低コストかつ効率的な転送を可能するため、Thunderbolt3への対応を発表。会場では、Thunderbolt3のポートを4つ搭載したAXIS社のストレージを用いてデモ。3台の編集機に直結してそのままSANを構成できる。 

■スタジアム、ゴルフ中継等の4K番組制作向け光ファイバー伝送カメラアダプタ
 コスミックエンジニアリングは、ハンディ型4Kカメラ向け光ファイバー伝送カメラアダプタ「SCA-SP5/BU5」の新シリーズを発表。4K HDMI2.0の映像データを光変換し、12G-SDIで映像、音声、インカム、スイッチャーからのタリー信号を伝送する。低遅延で、光カメラケーブルをベースユニットからカメラを含めて電源供給が可能。12G-SDIは本来規格で100m以上は伝送できないが、光伝送により、スタジアム中継やゴルフ中継等での利用を想定。最大1kmの伝送が可能。
 コスミックエンジニアリング 営業部門 営業技術部部長の中井敦史氏は「当社のHD用3G-SDIの光延長装置のユーザーから4K対応製品への要望があり、ようやく対応できた。発売は10月ごろ。Inter BEEでは実機を交えたデモを予定している。価格は戦略的な設定を想定している」という。
 光ファイバーを用いた4K対応伝送器はこのほかにも、coix社、エーディテクノなどが出展している。

■フォトロン 遠隔地のクラウド上のMEDIA COMPOSERを操作する体験デモ実施
 クラウドを用いた制作システムでは、AJAがクラウドベースによる動画ワークフローを構築できるフルマネージドAWSメディアサービスを出展。また、フォトロンは遠隔地にあるクラウド上のAVID MEDIA COMPOSERを、会場のクライアントPCで操作する体験デモを実施している。「遅延はゼロではないが、制作に支障をきたさない程度」という。フォトロンブースと共信コミュニケーションズのブースでは、MEDIA COMPOSERを抽選でプレゼントするイベントを実施している。  
 
【概要】
■会期:2018 年 5 月 23 日(水)・24 日(木)(2 日間) 午前 10 時~午後 6 時
■会場:東京・秋葉原 UDX 〒101-0021 東京都千代田区外神田 4-14-1
展示フロア:2 階「AKIBA_SQUARE」
プレゼンテーション:4 階「UDX THEATER」「UDX ギャラリーネクスト 2」
■入場:無料

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