2017.4.28 UP

【NAB Show 2017】NASA マーシャル宇宙飛行センターが宇宙飛行士の無重力体験訓練をVR化

会場となったVRシアター
会場となったVRシアター
NASA マーシャル宇宙飛行センターのロドニー・グラブス氏
NASA マーシャル宇宙飛行センターのロドニー・グラブス氏
水中訓練の様子をVR化
水中訓練の様子をVR化

 4月27日、ノースホール・VRパビリオンのセッションスペース「Virtuel Reality Theater」において、「VR Content Session: Experiences and Apps」と題したパネルが開催された。これは、VRコンテンツの開発や利用状況について、ジャンルの異なる登壇者がそれぞれの状況を説明しながら共通の課題などを探るもの。
 StoryTech ImmersiveのBrian Seth Hurst氏がモデレーター担当として登壇し、 NASAのマーシャル宇宙飛行センターのExperts Program ManagerであるRodney Grubbs(ロドニー・グラブス)氏、VRコンテンツの開発会社、The Campfire UnionのCEOであるLesley Klassen(レズリー・クラッセン)氏、映画監督であり、Liquid Cinema Inc.のCEOであるThomas Wallner(トーマス・ウォルナー)氏が登壇した。 Lesley Klassen(レズリー・クラッセン)氏、そして映画監督のThomas Wallner(トーマス・ウォルナー)氏が登壇した。
 それぞれの視点でVRの用途について語る中、すでに具体的に活発な利用がなされている例として注目されたのは、NASAのマーシャル宇宙飛行センターの訓練での導入事例だった。
 これは、飛行士の訓練の一環として、地上において無重力の宇宙空間で物を掴む感覚を疑似体験するもので、水中での無重力訓練の映像をVR化することで練習の頻度を高めることで、学習効果を高めようとするもの。また、ヴィジターセンターでは、一般の訪問者にも宇宙空間を体験できるように、同様の設備で体験できるようになっているという。実際の過酷な宇宙における活動へ向け、VRで無重力空間の体験をすることも訓練の一つになっているという点は、VRの活用方法の新たな可能性を示唆しているとともに、NASAには宇宙空間や惑星上のシミュレーションCGが数多くあることから、今後はそうしたコンテンツがVRで楽しめる可能性も期待できそうだ。

編集:Inter BEE 2017 ニュースセンター

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