CreationAVID MediaComposerもクラウド対応に

2017.4.27 UP

【NAB Show 2017】進むクラウド化のためのIP化

ソニーもXDCAM Airでクラウド公開
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今年さらに70社が加入したIPのアライアンスAIMS
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Facebookはビデオ活用のサードパーティを集めたエリアでプレゼンスを高めた
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 NAB Show 2017を俯瞰した印象として際立ったのは、機材などの具体的な製品発表から、ソリューションなど無形商材の周知、浸透へ、といったイベント自体の質感の変化だ。過去何十年にも渡ってNABショーでは、新製品の機材(ハード、ソフトウェア含む)の発表を中心に新しい技術展示を行って来た。それがここに来て、こうした現物製品に比べてネットワークサービスやクラウド・ソリューションなど、サービス製品のアナウンスが占める範囲や比重が格段に広がりを見せているように思う。
(石川幸宏 映像ジャーナリスト/▶︎HOTSHOT編集長)

 特に今回のNABでは、以前にも増して、より現実的、より実用的なクラウドサービスを提案する企業が増え、ソニー、パナソニック、アビッドテクノロジーといった業界の大手メーカーも自社独自のクラウドサービスをベースにしたサービスを全面に押し出す等、その有益性、実用性、そして変化への必然性を打ち出したものが多かった。クラウドエディティング(バーチャル編集)を始め、クラウドでの送信サービスなど、配信機材に加えてそのプラットフォームもクラウドサービスを前提として設計されたものが展示会場を席巻している。
 近年の世界的なIP化への加速の中で、設備のIT化の目的として、いずれは全てクラウドシステム環境で運用されることを目的としたシステム構築が行われつつある。放送や映像制作配信の世界でも、手元に設備やデータをほとんど置かずに、クラウド上でのコントロールで全てを行える環境づくりが主流となる日が近いかもしれない。

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