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2016.7.28 UP

【NEWS】VRライブ配信会社 スタジオポン 低価格VRライブ配信サービスを開始 雨天の屋外イベントで3時間のVRライブ配信を実現

7月9日に360度VRライブ映像配信された参議院選挙の選挙演説
7月9日に360度VRライブ映像配信された参議院選挙の選挙演説

 VR映像制作やVRライブ配信の技術支援を展開するスタジオポンは7月9日、「何時でも何処でもVR中継」(仮)と呼ぶサービスを開始した。これは、VR360°映像配信を低価格にライブ配信するサービス。
 スタジオポンは、これまで約20年にわたりVR映像制作を実施してきており、大手企業のPV用VR映像制作や、放送局主催による大型イベントでのVRライブ配信の技術サポートなども数多く手掛けている。通常、こうした大型イベント等のVRライブ配信は、インフラの準備や高解像度のカメラや配信設備など高度な機材が必要となり、コストがかかる。今回の「何時でも何処でもVR中継」サービスは、こうしたプロジェクトより低コストでVRライブ映像の配信を実現しようというもの。
 スタジオポンでは、すでに参議院選挙における選挙イベントでこのサービスを実施している(上写真)。1台のVR用カメラで約3時間にわたり選挙イベントの360度VR映像撮影をし、WiFiを介して配信している。VR用に用いられているカメラはほとんどが防水処理されていないため、雨天の屋外での撮影を実現した点でも過去に例がない。カメラによっては長時間の撮影では機材が故障したりバッテリーがもたない場合が多い。
 今回、さらにWiFiという制限のある通信状態で滞りなく実施しており、天候や通信状況の厳しい環境下でも実施可能なことを裏付けた。
 スタジオポンのオーナー、宮島好明氏は、「何時でも何処でもVR中継」サービスのねらいについて、次のように話す。
 「 VRライブ配信は、これまでのVR映像制作、技術支援で蓄積してきた運用ノウハウや経験を生かすことで、より幅広い用途に対応するVRライブ映像配信を実現できた。 選挙イベントでのVRライブ配信は世界でも初の試みであり、雨天で屋外、しかもWiFiという厳しい環境下でのVRライブ配信もこれまでに例がない。小・中規模の音楽ライブや、屋外での、いわゆるゲリラライブ、あるいは、スポーツ番組のサブコンテンツ、報道関係の中継など、ライブ感を生かしたVRライブのニーズを発掘していきたい」
 制作コストは3時間の配信パッケージ、ワンマンオペレーションで20万円程度から受託するという。
 スタジオポンでは現在、マルチカメラへの対応や、VR立体視なども研究開発中という。

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