【ニュース】アールスタジオ 編集室システムを更新 フレームプレミアムを新たに導入

2010.12.10 UP

アールスタジオ EDIT-1

 ミューズ クリエのポストプロダクションスタジオ「アールスタジオ」(東京都港区)は、ノンリニア編集室「EDIT-1」のシステムを、オートデスク製「フレームプレミアム」に更新。編集、合成、カラーグレーディングの各ソフトウエアで構成される製品の導入により、顧客の広い要望に応じていく。

 「EDIT-2」も、「スモークアドバンスト2011」にアップグレードしてHD化。11月29日から両室の営業を開始した。

 このほか、マスターモニターを、ソニー製のLCDモニター「BVM-L230」に変更。クライアント用の42型PDPディスプレーと、ブルーレイディスクレコーダー、HDCAM VTRも設置した。システム設計・施工は共信コミュニケーションズ。

 同社は、CMやVP、ミニ番組の制作を手掛ける。エディターの藤木太賀氏は、「一台のワークステーションで、同じライブラリーにフレームとスモークからアクセスできる。CM完成後に、尺を変えたバージョン違いが必要になった場合など、フレームだけでは難しかった音声処理を含めた作業を柔軟に行える」と利点を話す。

 また、キヤノン製「EOS 5D Mark㈼」で撮影されるレギュラー番組を担当するため、H.264形式の素材への対応で作業効率も向上。OMFファイルを出力し、MA作業と円滑に連携できる効果もある。改修後に制作した作品では、アーカイブ素材を転用しながら、オフラインからオンライン編集までを1室で作業した。今後、カラーグレーディングシステム「ラスター」も活用したいという。

 営業部の岩田章吾氏は、「スモークの能力が向上したことにより、インフェルノやフレームが多かったCM制作でも、スモークを活用してもらえる」と、顧客が編集室を選びやすくなった点を強調。高級ブティックだったという内装はプライベート感覚を備えており、「落ち着いて作業できる空間。ぜひ一度利用してみてほしい」と話している。(映像新聞 12月6日号より)

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